超絶技巧の刺繍や織物も。世界各国の衣服を彩ってきた「花」に焦点を当てる展覧会が神戸ファッション美術館で開催

世界各国の衣服を彩ってきた「花」に焦点を当てる展覧会「Flowers(フラワーズ)モードに咲く花」が、神戸ファッション美術館で開催される。会期は7月13日〜9月1日。

ポール・ポワレ 帽子 1913頃 神戸ファッション美術館蔵

 神戸ファッション美術館が、夏休み特別企画展として「Flowers(フラワーズ)モードに咲く花」を開催。本展は、古来より世界中の人々に愛され、ファッションの世界でも柄として衣装を彩るなど、デザイナーたちに豊かなインスピレーションを与えてきた「花」に焦点を当てて展開されていく。

 18世紀から現代までのヨーロッパやアジアの衣装、日本の着物、高田賢三らトップデザイナーの作品、帽子、靴、バッグなど約100点を通覧できる本展。超絶技巧の刺繍や織りから生み出された花柄、ユニークな立体造形など、人々の装いのなかから美しい花々を探す旅へと鑑賞者を誘う内容となっている。

 また夏休み期間に合わせて、同館の「ナポレオン戴冠式」衣装(復元)と一緒に撮影できるスポットも設けられるほか、試着用の民族衣装コーナー、ワークショップも展開される。

縮緬地(ちりめんじ)洋花蝶模様振袖 大正時代 東京家政大学博物館蔵
女性衣装 20世紀初頭 ポーランド・クラコフ地方 神戸ファッション美術館蔵

編集部

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