
過去最高額。文化庁の21年度概算要求はコロナ対策費用を含む1588億円
文化庁は、2021(令和3)年度の概算要求を公開した。次年度は文化庁史上最高額となる1588億円を要求し、コロナ対策に重点を置く。

文化庁は、2021(令和3)年度の概算要求を公開した。次年度は文化庁史上最高額となる1588億円を要求し、コロナ対策に重点を置く。

建築、デザイン、写真など様々な分野を横断する造形学校としてドイツに誕生し、その後ナチスの迫害を受けてわずか14年で閉校したバウハウス。その創設100年を記念して、2019年から全国で「バウハウス100年映画祭」が開催されている。ラースロー・モホイ=ナジの生涯を追った上映作品『ニュー・バウハウス』を中心に、バウハウスにおける芸術教育のあり方から見えるものを画家・永瀬恭一が論じる。

現実世界を舞台に見立て、空虚に感じるその理由に迫ろうとした「Big Brother is Watching you」で「1_WALL」のグランプリを獲得したRyu Ika(劉怡嘉)の受賞展がガーディアン・ガーデンにて開催された。内モンゴルで生まれ育ったRyuの作品世界で表される、イメージのなかで生きる私たちについて、キュレーターの飯岡陸がレビューする。

広大なスケールで多様な表現を展開する日本人とオーストラリア人によるアーティストユニット「米谷健+ジュリア」。今回、日本初となる大規模個展が、ところざわサクラタウン内の角川武蔵野ミュージアムで開催される(エディット アンド アートギャラリー)。会期は11月6日〜2021年3月7日。

アーティスト、トム・サックスが小売り体験をフルデザインする新たな試み「Tom Sachs:Retail Experience」が、伊勢丹新宿店本館2階のISETAN THE SPACEでスタートした。11月30日まで。

ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートなどで知られているアーティスト、ソル・ルウィット。その制作活動を探るために、マイクロソフトがアプリ「Sol LeWitt」をローンチした。

コロナ禍で様々な分野のオンラインコンテンツが配信されている。評論家としても注目を集めるアーティストの大岩雄典は、展覧会「Emergency Call」をキュレーション。それは指定の番号に電話をかけることで美術家、音楽家、博士、SF作家、俳人、歌人など17組による音声を自動再生で聴く、40分05秒の「電話展示」であった。日本国内の緊急事態宣言解除まで続いたこの試みを、埼玉県立近代美術館学芸員の佐原しおりがレビューする。

藤田貴大率いる演劇団体「マームとジプシー」の初期作品『てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。』が、約4年ぶりに東京で上演される。上演期間は10月2日〜4日。

「あいちトリエンナーレ2019」の開催から1年。次回2022年の開催に向けた新体制が始動するなか、前芸術監督の津田大介があいトリ2019が次へとつなぐものについて語る。

東京・六本木に新たに誕生したアートコンプレックス「ANB Tokyo」。そのオープニング展「ENCOUNTERS」が開催される。会期は10月11日〜11月8日。

現在、金沢21世紀美術館では美術館として世界初となるミヒャエル・ボレマンスとマーク・マンダースの2人展「ダブル・サイレンス」が開催されている。会期は2021年2月28日まで。

京都市京セラ美術館の新館「東山キューブ」で、美術批評家の椹木野衣を企画・監修に迎えた展覧会「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ) 1989-2019」が開催される。会期は2021年1月23日〜4月11日。

アーティストの岩崎貴宏が企画する展覧会「カナリアがさえずりを止めるとき」が、広島市内の2ヶ所で開催。本展は、根深いアート界のハラスメントに対して問題提起を行うものだ。

2017年12月に惜しまれつつ閉店を迎えたパリの伝説的なセレクトショップ「コレット」。その閉店までの日々を追ったドキュメンタリー映画『COLETTE, MON AMOUR(コレット・モン・アムール)』が、9月26日より2週間限定で上演される。

現代美術家・杉本博司のライフワークとも言える小田原の「江之浦測候所」。ここをテーマに杉本が書き下ろした『江之浦奇譚』が岩波書店より刊行される。

10月11日の閉幕が迫るヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破⽚をつかまえる」。横浜トリエンナーレ組織委員会は、3会場の展覧会をオンラインで鑑賞できるバーチャルツアーを開始した。特設サイトより無料で閲覧することができる。

メトロポリタン美術館が、8月29日に営業を再開した。コロナウイルスの感染拡大を受け、3月13日より休業していた本館。パンデミックのなかで、再オープンした当館の様子を取材した。

東京都写真美術館、高知県立美術館、東京オペラシティアートギャラリーは、写真家・石元泰博の生誕100年を記念した回顧展を共同企画。東京都写真美術館では、「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」が開催される。会期は9月29日〜11月23日。

新型コロナウイルスの影響でオンラインへの移行を余儀なくされたイギリス最大級のアートフェア「フリーズ・ロンドン」と「フリーズ・マスターズ」。その詳細が発表された。

今週スタート、または9月27日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。新型コロナウイルス対策にともなう事前予約の方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。