世界的パンデミックの影響が色濃いなか、先陣を切るかたちで開催に踏み切ったヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」。横浜トリエンナーレ組織委員会は、外出が難しい人でも鑑賞の機会が持てるよう、分身ロボット「OriHime」を導入し、遠隔鑑賞を可能にするなど、様々な手段を用いながらウィズコロナ時代のアートの役割を再考してきた。
10月11日の閉幕が迫り、組織委員会は、展覧会をオンラインで鑑賞できるバーチャルツアーもスタート。現在、特設サイトにて無料で配信されている。
このバーチャルツアーでは、横浜美術館、プロット48、日本郵船歴史博物館の展示作品を360°のパノラマビューで鑑賞することができる。本展のアーティスティック・ディレクターを務める「ラクス・メディア・コレクティヴ」の意向をもとに制作された会場内のテキストパネルや、作品のキャプションも閲覧可能だ。
なお、ヨコハマトリエンナーレでは、会場で上映されている15作品もYouTubeにて公開。1時間ほどの長編作品も、会場外でゆっくり鑑賞できるのでぜひチェックしてほしい。