
ドローイングをするように木を彫る。中村萌インタビュー
ポーラ ミュージアム アネックスとギャラリー椿で個展を同時開催中の中村萌。子供の頃のひとり遊びで思い描いたイマジナリーフレンドのような、妖精のような姿を立体と絵画で表現する彼女に話を聞いた。

ポーラ ミュージアム アネックスとギャラリー椿で個展を同時開催中の中村萌。子供の頃のひとり遊びで思い描いたイマジナリーフレンドのような、妖精のような姿を立体と絵画で表現する彼女に話を聞いた。

ともに多摩美術大学の彫刻学科を卒業した村田峰紀と盛圭太。原初的な「かく」ことに迫る村田と線の起源を「糸」にみる盛、その2人がいま交差することで生まれる表現とはなにか。東京・青山のvoid+で開かれた二人展「庭へ」をインディペンデント・キュレーターの深川雅文がレビューする。

日本を代表する現代アートコレクターのひとり、大林剛郎のコレクションを紹介する展覧会が、東京・天王洲の「WHAT MUSEUM」で開幕した。「安藤忠雄 描く」「都市と私のあいだ」「Self-History」という3つのテーマに沿った展示を通して、大林コレクションの変遷に迫る。

日本空港ビルデング株式会社とそのグループ会社である株式会社羽田未来総合研究所は、保税蔵置場を活用した日本初となるアートオークションを羽田空港で10月1日に開催する。

第45回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第45回は、障害者団体で働きながら絵を描き続ける奥村ユズルさんを紹介する。

7月に東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEXⅡにオープンした「MU GALLERY」。その第3弾となる展覧会、ayaka nakamuraと近藤大祐の2人展「LIFE」が開催される。会期は10月2日~22日。

今週開幕、もしくは9月26日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

長年墨づくりの伝統と誇りを持つ文具メーカー・呉竹が、アート・チャレンジイベント「Inktober(インクトーバー)」とパートナーシップを結び、特別商品を発表した。

setchu 株式会社(代表:林田堅太郎)が運営する私設現代美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」は、5 番目のスペース「KAMU tatami(カム タタミ)」を10月12日にオープンさせる。

ソ連支配下の共産主義国家チェコスロヴァキア出身で、後にアメリカに亡命し国際的な評価を得た絵本作家ピーター・シスの制作に迫る展覧会「ピーター・シスの闇と夢」が、練馬区立美術館でスタートした。本展の見どころを担当学芸員・小野寛子の言葉とともに紹介する。

「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明。その制作活動に焦点を当てた世界初の展覧会「庵野秀明展」が、10月1日より東京・六本木の国立新美術館で開催される。

グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが手がけた広告キャンペーンを通し、グッチの哲学をたどる没入型エキシビション「Gucci Garden Archetypes(グッチ ガーデン アーキタイプ)」が、東京・天王洲で開幕した。その見どころをレポートでお届けする。

境界のないアート群によって構成されたミュージアム「チームラボボーダレス」が、新たな作品空間「teamLab Borderless Hamburg: Digital Art Museum(チームラボボーダレス ハンブルク)」を、2024年にドイツ・ハンブルグにオープン。新美術館「Digital Art Museum」の全館を使用する。

早稲田大学内に「早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)」がついに開館(10月1日)。同校校友の作家・村上春樹が寄託・寄贈した小説作品の直筆原稿や執筆関係資料、蒐集した数万枚のレコードなど保管・公開する施設だ。村上春樹の言葉とともに、注目すべきポイントをまとめてお届けする。

10月1日は「都民の日」。都立の美術館や博物館で開催されているもので、観覧無料となる展覧会を紹介する。

ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」が、現代美術のスターアーティストであるジェフ・クーンズと初めてコラボレーション。5つの彫刻作品にフォーカスしたコレクションを10月1日に発売する。

作品が発表されるたびに世間の大きな注目を集める覆面アーティスト、バンクシー。有料の展覧会が世界各国で開催されているが、それらはバンクシー本人が合意していない「非公認」で「非公式」なものだ。本稿では、2回に分けてこの作家不在の“非公式シリーズ”について考える。第1回では法的な合法性や問題点について、アートと著作権問題に詳しい弁護士・木村剛大に聞いた。

クラブカルチャーが深く根づいた都市、ドイツ・ベルリンだが、新型コロナウイルスでクラブも大きな打撃を受けた。こうしたなか、ベルリンを代表するクラブである「Berghain」と、プライベート・ミュージアムである「Boros Collection」が連携した展覧会「STUDIO BERLIN」を開催。この試みをレポートする。

今年3月、長野県御代田町に開業したホテル「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」。その客室やレストランなどのスペースには縄文土器に加え、田窪恭治や磯谷博史、マン・レイなど10名のアーティストによる200点以上の作品が展示されている。

今年4月に現代美術家・柳幸典の手によってロビー兼ギャラリーをリノベーションさせた京都・亀岡の旅館「すみや亀峰菴」。そこで9月18日、柳の大作が日本初公開された。