株式会社サンリオとちひろ美術館を運営する公益財団法人いわさきちひろ記念事業団は、画家・いわさきちひろの作品をライセンス許諾し、サンリオのプロデュースによる商品化を開始すると発表した。商品化の際のロイヤリティの一部を寄付し、子供たちを支援するという。
今回、サンリオが使用許諾を得たのは、ちひろ美術館が所蔵する9400点のなかから選ばれた90点。水彩画だけではなく線画も多く含まれており、生活雑貨・服飾雑貨・インテリアなど、幅広いカテゴリーで商品化を募るという。ライセンシー募集は今年3月1日より開始する。
いわさきちひろの作品には「世界中の子どもみんなに平和としあわせを」という思いが込められている。またサンリオは創業時より企業理念として「みんななかよく」を掲げ、現在も「『One World, Connecting Smiles.』~一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく~」ことをビジョンとしている。今回の使用許諾は、こうした両者に通底する理念によって実現したもので、商品化の際のロイヤリティの一部は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付される。