片桐仁「粘土道」20年の集大成をGallery AaMoで見る。クラウドファンディングによる念願の大作もお披露目

「ラーメンズ」としてコントの世界で名を知られ、テレビ・CM、映画、舞台で、個性派俳優として人気を博している片桐仁。1999年からは彫刻家としても活動する片桐が、ひとつの集大成とも言える個展「粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展」を東京ドームシティ内Gallery AaMoで開催している。

NEWS / REPORT

アーティストのみでつくりあげる芸術祭の行方とは。山本浩貴評「ストレンジャーによろしく」展

開催地を固定しない移動型の芸術祭「ストレンジャーによろしく」。第3回となる今回は金沢市内13ヶ所の商業、公共施設を使って37作家が展示を行った。キュレーターを設けず、若手アーティストのみで展示から運営までを担う同展について、金沢美術工芸大学で講師を務め、同大学生によって運営されたスペース「芸宿」についての私論を雑誌『美術手帖』2021年10月号に寄稿した、山本浩貴がレビューする。

REVIEW

日本国内では26年ぶりの大規模個展。「ボテロ展 ふくよかな魔法」が東京・名古屋・京都で開催へ

南米コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロの大規模な展覧会「ボテロ展 ふくよかな魔法」が2022年、Bunkamura ザ・ミュージアム、名古屋市美術館、京都市京セラ美術館で開催される。本展はボテロ生誕90年を記念した、日本国内では26年ぶりの展覧会となる。

NEWS / EXHIBITION

東京都渋谷公園通りギャラリー 「語りの複数性」展で考える、 異なる他者への想像力

東京都渋谷公園通りギャラリーでは現在、展覧会「語りの複数性」が開催されている。本展では、大森克己、岡﨑莉望、川内倫子、小島美羽、小林紗織、百瀬文、山崎阿弥、山本高之の8作家を通じて、個別の身体や経験を通した様々な異なる「語り」のかたち、その可能性が提示されている。会期は12月26日まで。

NEWS / REPORT

第47回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:自分のために描く日々

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第47回は、2016年の熊本地震のあとから絵を描き始めた田口Bossさんを紹介する。

PREMIUM

ロンドンの必見スポット。生まれ変わったコートールド美術館のここに注目

世界最大級の印象派コレクションが揃う、ロンドンのコートールド美術館。3年におよぶ大規模な全館改装を経て、11月19日にリニューアルオープンを果たした。マネの《フォリー=ベルジェールのバー》やゴッホの《耳に包帯をした自画像》などの必見作品から最新のコレクションまで、同館の見どころを現地からレポートする。

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