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ロンドンの必見スポット。生まれ変わったコートールド美術館のここに注目

世界最大級の印象派コレクションが揃う、ロンドンのコートールド美術館。3年におよぶ大規模な全館改装を経て、11月19日にリニューアルオープンを果たした。マネの《フォリー=ベルジェールのバー》やゴッホの《耳に包帯をした自画像》などの必見作品から最新のコレクションまで、同館の見どころを現地からレポートする。

文=加藤真由

11月19日にリニューアルオープンしたコートールド美術館の外観 Photo by Benedict Johnson

 かつてサマセット公爵所有の宮殿であったサマセットハウスの一角に位置する、コートールド美術館。1932年に実業家サミュエル・コートールドらのプライベートコレクションから設立された同館は、中世から20世紀にかけての作品を3万4000点以上収蔵し、世界トップクラスの印象派・ポスト印象派のコレクションを誇る。

 2018年に始まった大規模リノベーションは3年間にもおよび、歴史的建造物を新しく生まれ変わらせながら展示方法を一変。既存の天井画など、建物の装飾美を生かしながら、作品との新しいハーモニーを生み出した。装飾のカラフルな色使いもまた特徴的で、コンテンポラリーな空気を漂わせている。

「ブラヴァトニク・ファイン・ルームズ」での展示風景より Photo © David Levene
「ブラヴァトニク・ファイン・ルームズ」での展示風景より Photo © David Levene

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