NetflixやAmazon Prime Videoなど、コロナ禍によってストリーミングサービスの需要は高まりを見せている。そんななか、芸術に特化したオンラインプラットフォームがイタリア発でリリースされた。
「ITsART」はイタリア文化省の支援を受けて11月23日に開設されたもので、舞台芸術を紹介する「stage」、歴史的建造物や博物館などのバーチャルツアーを紹介する「site」、映画やドキュメンタリーなどを紹介する「stories」の3カテゴリで構成。1200本以上の動画がラインナップされている。
例えば「site」では、ウフィツィ美術館や、ボルゲーゼ美術館、ローマ近代・現代美術ギャラリーなどの著名な美術館によるコンテンツを無料で見ることができる。
サイト自体は閲覧できるものの、動画鑑賞は現在ヨーロッパ26ヶ国に限られている。しかし、artnetによると来年にはアメリカや中国といった世界展開も予定されているという。長引くコロナ禍によって海外旅行が遠のくなか、日本での利用開始が待たれるサービスだ。