
「長谷川町子記念館」が2020年4月にオープン。初回は『サザエさん』を中心とした「長谷川町子の漫画創作秘話」展
東京・世田谷に位置する長谷川町子美術館の分館として、『サザエさん』をはじめとした代表作の世界観を紹介する「長谷川町子記念館」が2020年4月14日にオープン。初回の企画展として「長谷川町子の漫画創作秘話」が開催される。会期は2020年6月28日まで。

東京・世田谷に位置する長谷川町子美術館の分館として、『サザエさん』をはじめとした代表作の世界観を紹介する「長谷川町子記念館」が2020年4月14日にオープン。初回の企画展として「長谷川町子の漫画創作秘話」が開催される。会期は2020年6月28日まで。

日本食の独自性が花開いた江戸時代に注目し、「浮世絵」と「食」を掛け合わせた展覧会「おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳が描いた江戸の味わい~」が、東京の六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催される。会期は2020年7月15日~9月13日。

第10回
世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第9回では、東京・浅草でキュラトリアル・スペース「アサクサ」を主宰する大坂紘一郎に話を聞いた。

回廊構造の日本建築「さざえ堂」。今回、「さざえ堂」と「螺旋」をテーマとした展覧会「2020年のさざえ堂―現代の螺旋と100枚の絵」が、群馬県の太⽥市美術館・図書館で開催される。さざえ堂と同じく螺旋構造をした同館での⾝体性を伴う鑑賞体験は、どのような知覚の獲得につながるだろうか。参加作家は高橋大輔、蓮沼執太、三瀬夏之介、持⽥敦⼦の4名。会期は2020年2⽉6⽇〜5⽉10⽇。

福岡・三菱地所アルティアムで「音と旅する鉱物展」が開催。本展では国内最大級の資料を有する九州大学総合研究博物館の鉱物コレクションを、音楽家・原摩利彦による音とともに紹介する。会期は12月21日~2020年1月26日。

現在、せんだいメディアテークで大規模個展「ものの, ねむり, 越路山, こえ」を開催中の青野文昭。その活動初期から現在までをたどる展覧会「青野文昭―その思考の変遷を辿る―1989~2019」が、同じく仙台のGallery TURNAROUNDで開催される。会期は11月26日~2020年1月11日(展示替えあり)。

戦後から現在に至るまでの日本のファッションを包括的に紹介する展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ー流行と社会」が、東京・六本木の国立新美術館を皮切りに開催される。本展は東京展終了後、島根県立石見美術館にも巡回予定。会期は2020年6月3日~8月24日(東京)、9月19日~11月23日(島根)。→新型コロナウイルス感染拡大に伴い会期変更。今秋以降、改めて各美術館ホームページ、展覧会ホームページ等で告知。

2020年3月21日にリニューアル・オープンする京都市京セラ美術館(京都市美術館)の建物内部が報道陣に公開された。大規模なリニューアルで何がどう変わったのか? 現地レポートを含めてお届けする(2020年3月13日追記:開館は4月4日に延期)。

日本の若手アーティストを中心に紹介する展覧会、MOTアニュアル。その15回目となる「Echo after Echo:仮の声」が開幕した。THE COPY TRAVELERS、PUGMENT、三宅砂織、吉増剛造プロジェクト|KOMAKUS+鈴木余位、鈴木ヒラクが、作品を通じて「なぜ人はつくるのか」という根源的な問いに向き合う。

11月17日までに終了する展覧会と今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。

アメリカ大陸最大級のアートフェア、第18回目の「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」が12月5日〜8日にマイアミ・ビーチ・コンベンション・センターで開催される。世界33の国・地域から269のギャラリーが参加する今回のフェアには、大規模な彫刻やインスタレーションを紹介する「メリディアン」が新たに設立される。

今年10月1日から7日にかけ、ドイツのケルンとベルリンで第52回国際美術評論家連盟国際会議が行われた。「ポピュリズムとナショナリズムの時代における美術評論」をテーマに、複数のセッションが行われたこの会議では何が話されたのか。美術評論家連盟会員でキュレーティング・批評を専門とする四方幸子のレポートをお届けする。

日本を代表するメディア・アーティストグループ、ダムタイプ。その活動を包括的に紹介する展覧会「ダムタイプ―アクション+リフレクション」が、東京・清澄白河の東京都現代美術館で開幕した。会期は2020年2月16日まで。

「せめて100年つづく」をコンセプトにし、ファッションやインテリア、食器など生活全般に広がっているブランド「ミナ ペルホネン」。来年25周年を迎えるこのブランドのものづくりや世界観を紹介する展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が、11月15日に東京都現代美術館で開幕した。その見どころをレポートで紹介する。

株式会社誠勝の「絵画そのままスキャン」は、絵画の繊細なグラデーションやディテールを損なうことなく、高精細スキャンによってデータ化するサービスだ。作品のデータ化を必要とする、多くのアーティストにとって重宝する本サービス。その内容を紹介する。

1924年に生まれた架空の三流画家、ユアサエボシが描いたとされる作品を制作するアーティスト、ユアサエボシ。新作個展「侵入するスペクトル」をAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで開催中のユアサに、架空と実在を行き来する「ユアサエボシ」とは何者なのかを聞いた。

敗戦後の貧しい日本では、多くの日本人女性が進駐軍のアメリカ人男性と結婚し、海を渡った。彼女たちは「戦争花嫁」と呼ばれ、過酷な経済状況や人種差別、同じ日本人からの蔑視に苦しみながらも懸命に生きた。この夏、相模原市民ギャラリーでは、そんな戦争花嫁の姿をとらえ続けた江成常夫の写真シリーズを紹介。戦争の時代であった昭和を生き、平成にかけて受け継がれてきた花嫁たちの姿と言葉を、令和という新時代に再度提示した。本展を、埼玉県立近代美術館学芸員の佐原しおりがレビューする。

大阪府茨木市で開催された「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」では、アーティストの冬木遼太郎が、作品の制作・発表およびトーク、ワークショップ、市民交流の取り組みなどを行った。近年、アートを地域のまちおこしとして活用する試みが全国的に興隆を見せるなか、アートプロジェクトにおけるマネジメント行為自体を作品内部に取り込んだ本作は、アートと公共性に関する新たな視点をもたらすものとなった。アート・メディエーターのはがみちこが論じる。

岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)。その第23回の入選者が発表された。今回は452点の応募があり、23組が入選した。

アーティスト・舘鼻則孝のアメリカ初となる個展が、西海岸のポートランド日本庭園で開催されている。本展では、卒業制作として発表されたヒールレスシューズから、10年の創作活動で生まれた50点以上の作品が展示。