「ヒールレスシューズ」をはじめ、日本の伝統文化をモチーフとした作品を手がけるアーティスト・舘鼻則孝。そのアメリカ初となる個展「Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY」が、ポートランド日本庭園で開催されている。会期は12月1日まで。
会場となるポートランド日本庭園は、1967年にアメリカ西海岸のオレゴン州ポートランドに開園した日本庭園。市街を展望できるワシントン・パーク内にあり、12エーカーの敷地は8つの庭園様式で構成されている。庭園内には、ギャラリー、図書館、レクチャー・ルーム、カフェなどが併設され、2017年には建築家・隈研吾が設計したカルチュラル・ヴィレッジが誕生した。
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本展では、庭園内にあるパビリオンギャラリーとタナベギャラリーの2ヶ所で、50点以上の作品を展示。舘鼻の代表作である、花魁の高下駄から着想を得た「ヒールレスシューズ」から、花魁のかんざしをモチーフとした「ヘアピン」シリーズ、近年精力的に取り組んでいるペインティングのシリーズなどを展覧。これらに加え、日本独特の香文化から着想を得た最新作「ウッドカッツ」シリーズまでを網羅し、舘鼻の10年間の軌跡を追う構成となっている。
なお、日本では東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで新作個展「It’s always the others who die」が12月22日まで開催中。こちらもあわせてチェックしたい。
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