
アメリカン・ポップアートの旗手、 キース・ヘリングと日本文化の関係を紐解く
世界で唯一のキース・ヘリングの作家美術館「中村キース・ヘリング美術館」(山梨県北杜市小淵沢町)が、開館10周年を記念した展覧会「キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism」をスタートさせた。80年代におけるキース・ヘリングの日本での活動にフォーカスし、彼の功績をふりかえる。

世界で唯一のキース・ヘリングの作家美術館「中村キース・ヘリング美術館」(山梨県北杜市小淵沢町)が、開館10周年を記念した展覧会「キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism」をスタートさせた。80年代におけるキース・ヘリングの日本での活動にフォーカスし、彼の功績をふりかえる。

今年、史上初の南極でのビエンナーレが開催される。コミッショナーを務めるのは、瀬戸内国際芸術祭2016にも参加したロシアのアーティスト、アレクサンドル・ポノマリョフ。元航海士という経歴を持ち、海をテーマに制作を続けてきた彼に、南極ビエンナーレの構想とその意義について聞いた。

2015年に神奈川県にオープンした「藤沢市アートスペース」が、滞在制作を行うアーティストを全国公募している。応募は5月14日まで。

1981年に開館した富山県立近代美術館がこの夏、「富山県美術館」として新たに生まれ変わる。建築デザインに内藤廣、ロゴマークに永井一正、ユニフォームデザインに三宅一生という豪華布陣でオープンする同館。その見どころとは?

2014年から15年にかけて、「wave internet image browsing」展、「世界制作のプロトタイプ」展などのキュレーションで注目を集めた上妻世海による最新企画「Malformed Objects:無数の異なる身体のためのブリコラージュ」展。キュレーターと11名のアーティストとの「対話」によって組み立てられた本展では、そこを訪れる来場者に対しても、「指示書」というかたちでキュレーターからの「対話」が試みられた。はたして、その狙いはいかなるものなのか。後編では、上妻自身の来歴を経由しながら、「展覧会」「キュレーション」に対する考えを聞く。

「小さなガレージ」を意味するun petit Garage。駐車場スペースを改装したこのギャラリーは、代表を務める山口裕美と作家による実験の場でもある。これまでの活動とギャラリー設立のきっかけ、展望について話を聞いた。

世界最大規模のアートフェア「アーモリー・ショー」。毎年3月上旬のフェアの週は「アーモリー・ウィーク」と呼ばれ、10近くのアートフェアやイベントがニューヨークで同時開催される。トランプ政権樹立後初めての大型アートイベントとなった「アーモリー・ウィーク2017」から見えてくるアートマーケットの動向とは? 現地からレポートをお届けします。

愛知の豊田市美術館が、造形作家の岡﨑乾二郎を監修者に迎えた特別常設展を開催する。会期は4月22日〜6月11日。

緻密な線で壮大な世界を描き出す画家、池田学。金沢21世紀美術館にて、4月8日から7月9日まで、大規模個展「池田学展 The Pen −凝縮の宇宙−」が開催される。代表作が一堂に会し、画業の全貌が紹介される本展。池田のコメントとともに、内覧会のレポートをお届けする。

千葉県のほぼ中央に位置する市原市。ここを舞台に開催される芸術祭「いちはらアート×ミックス」が2回目の開催を迎えた。前回の2014年に続き、舞台となるのはのどかな里山。31組のアーティスが参加した今回の見どころの一部を紹介する。

愛知県の岡崎市美術博物館で、京都市美術館所蔵の美人画約60点が展示される「京の美人画 100年の系譜」展が開催される。会期は4月8日〜5月21日。

サザビーズ香港で開催された一連のオークションで高額落札が相次いで記録された。なかでも、ジュエリーオークションでは希少なダイアモンドが約79億円という史上最高額を叩き出し、大きな注目を集めている。

山梨県立美術館にて4月15日より、「バロックの巨匠たち ルーベンス、レンブラント、ベラスケスと栄光の時代」展が開催。バロック美術の多様な作品を、地域ごとにわけて一挙に紹介する。

渋谷のアツコバルーarts drinks talkで「篠山紀信 写真展 LOVE DOLL×SHINOYAMA KISHIN」と題した展覧会が4月29日より開催される。写真家・篠山紀信がラブドールに挑む異色の展覧会だ。

19世紀末にヨーロッパに花開いた装飾様式「アール・ヌーヴォー」。その立役者の一人であるエミール・ガレと、ガレが日本の美術に影響を受けた痕跡をたどる展覧会「ガレのジャポニスム展」が、2018年3月31日まで長野県の北澤美術館で開催されている。

SOMPOホールディングスの子会社である損害保険ジャパン日本興亜は、東京都新宿区の損保ジャパン日本興亜本社ビル敷地内地上部に新美術館を建設する計画を明らかにした。現在、同ビル内にある「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」がリニューアルするかたちとなる。

銀座のシャネル・ネクサス・ホールで写真家・荒木経惟の作品と、フランス・パリのギメ東洋美術館写真コレクションがコラボレーションした展覧会「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」が6月22日より開催される。

古来より情報伝達に役立てられてきた「挿絵本」の世界を紹介する展覧会が静嘉堂文庫美術館で開催される。会期は4月15日〜5月28日。

ミヅマアートギャラリー(東京・市ヶ谷)にて、現代美術家の松蔭浩之による個展「LUST」が開催される。会期は5月9日〜6月10日。

自らの足場となっている美術の歴史とどう向き合い、自分自身の創作活動を行っていくのか。多くのつくり手が直面してきたこの問題にそれぞれの方法で対峙する2人の画家、梅津庸一と佐藤克久の活動について、愛知県美術館学芸員の中村史子が分析する。