岡﨑乾二郎が豊田市美術館で探る
抽象芸術の可能性

愛知の豊田市美術館が、造形作家の岡﨑乾二郎を監修者に迎えた特別常設展を開催する。会期は4月22日〜6月11日。

田中敦子 work 1963 B 1963 キャンバスに合成樹脂エナメル塗料 豊田市美術館蔵 © Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association 

 愛知県の豊田市美術館が、20年以上にわたって形成してきたコレクションを新たな視点で見直し、その更なる可能性を探る特別常設展を開催する。

 監修を務めるのは、造形作家の岡﨑乾二郎。作品制作と並行して批評家としても活動する岡﨑は、新たな作品解釈を提示し固定化した美術史を読み直す作業を続けてきた。

 「抽象の力」と題する本展では、熊谷守一、田中敦子、村山和義、フェルナン・レジェ、ジョルジュ・モランディなどの作品を展示。館外から借用した作品もあわせて展示することで、同館のコレクションのミッシングリンクをつなぎ、第一次・第二次大戦間の美術を中心に抽象芸術の本来の意図を探る。

編集部

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