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PREMIUM

[特別寄稿]山本浩貴:現代アートにおいて国旗を損壊することは何を意味するか──私が国旗損壊罪法に反対する理由

2026年8月に施行された「国旗損壊罪法」は、その内容から表現行為への萎縮効果が懸念されている。こうしたなか、今夏、高知県立美術館のコレクション展で柳幸典の《ヒノマル・イルミネーション》が展示された。文化研究の山本浩貴による本稿は、同作を出発点に、イギリスのブラック・アーティストの作品などを引きながら、現代アートの文脈から国旗損壊の意味を考察し、表現の可能性を狭める新法に対して連帯して反対の意を示す理由を記す。

INSIGHT

北斎「冨嶽三十六景」全46図がMOA美術館に集結。「神奈川沖浪裏」「赤富士」を高精細映像でも

静岡・熱海のMOA美術館で、葛飾北斎(1760〜1849)の展覧会「北斎 Red Fuji & Blue Wave -冨嶽三十六景-」が開催される。北斎の代表作「冨嶽三十六景」全46図を一挙に展観するとともに、《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》(1831頃)や《冨嶽三十六景 凱風快晴》(1831頃)を高精細デジタル画像で紹介。作品に描かれた場所の現在の風景との比較も試みる。会期は2027年2月26日〜4月2日。

NEWS / EXHIBITION

「MEET YOUR ART FESTIVAL 2026」開幕レポート。森山未來がディレクション、150組以上のアーティストが集結。

東京・天王洲運河一帯で、アートとカルチャーの祭典「MEET YOUR ART FESTIVAL 2026」が開幕した。会期は10月12日まで。5周年を迎える今年は、森山未來がアーティスティック・ディレクターを務めるアートエキシビション「REFLUX たちのぼる兆し」を中心に、2つのアートフェアやマーケット、ライブパフォーマンスなどを展開。内覧会の様子をレポートする。

NEWS / EXHIBITION

渋谷PARCOで「P.O.N.D. 2026」が開催中。「re/sort」をテーマに、アートとカルチャーが館内各所に展開

渋谷PARCOを舞台に開催されるアート&カルチャーイベント「P.O.N.D. 2026」がスタートした。今年のテーマは「re/sort」。4階のPARCO MUSEUM TOKYOを中心に、1階エントランス、9階SUPER DOMMUNE、地下1階GALLERY X BY PARCO、10階PBOX STNDへと会場を広げ、国内外のアーティストによる展示やパフォーマンス、イベントを展開する。10月19日まで開催中のこのイベントをレポートする。

NEWS / PROMOTION

PREMIUM

ヘルナン・バス インタビュー。冴えないセールスマンたちの、一瞬の晴れ舞台を描く

マイアミを拠点に活動するヘルナン・バスの個展「TIME TO SHINE! (the salesmen)」が、11月11日まで、六本木のペロタン東京で開催中だ。東京での個展は8年ぶり。ヴェネチアで発表された、観光客を主人公とするシリーズ「The Visitors」(2026)に続き、本展ではセールスマンたちを描いた新作が並ぶ。アメリカ社会へのユーモラスなまなざしや、20年以上描きつづけてきた青年たちとクィアな感性について話を聞いた。

INTERVIEW

万博の「null²」が横浜で“転生”。落合陽一の常設ミュージアムシアター「null²ⁿ」とはどんな場所?

メディアアーティスト・落合陽一が手がけ、大阪・関西万博で大きな話題を集めたシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」。その世界観を継承した常設ミュージアムシアター「null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)」が、10月14日に横浜ランドマークタワー内にオープン。万博から約1年を経て、どのように進化したのか。オープンを前に、その内部をレポートする。

NEWS / REPORT

国立新美術館が開館20周年記念展を開催。全国の国立美術館コレクションから作品を紹介

国立新美術館が、開館20周年を記念する展覧会「国立新美術館 開館20周年記念展(仮称)」を開催する。会期は2027年4月21日〜7月26日。2007年の開館以来、同館で開催されてきた約140の展覧会で紹介されたアーティストの実践に着目し、「who, where, when, what, how, why」という6つの疑問詞をキーワードに、19世紀から現代までの表現をたどる。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

何を価値と呼ぶのか。「経済」の意味を問い直す、第18回リヨン・ビエンナーレ

お金だけが「経済」ではない。生産、交換、分配、ケア、そして人や物のあいだに生まれる関係まで──「経済」と「価値」の意味を問い直す、第18回リヨン・ビエンナーレが開幕した。2028年に開催されるマニフェスタの芸術監督にも指名されているキャサリン・ニコルズのキュレーションによる本展。その主要会場を現地からリポートする。会期は12月13日まで。

NEWS / REPORT

「パァーッと光が出て、キラキラッていろんなものが見えてくる。」(草間彌生美術館)開幕レポート。草間彌生の創作を「光」から読み解く

東京・新宿の草間彌生美術館で、草間彌生の創作活動を「光」という視点から捉え直す展覧会「パァーッと光が出て、キラキラッていろんなものが見えてくる。」が開幕した。会期は2027年1月31日まで。会場の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

東西を超え、自分自身の言葉を探して。王衍成が語る、自由、身体、そして作品の「永生」

パリを拠点に国際的に活動する抽象画家、王衍成(ワン・ヤンチェン)。2024年の東京国立博物館・表慶館での個展を経て、今年11月には東京・銀座の和光本店で展覧会「Core ― Beyond Time WANG YAN CHENG」を開催する。東洋と西洋という枠組みを超え、王はいかにして「自分自身の言葉」を探してきたのか。自由、身体、普遍性、そして作品の「永生」について、文化研究者の山本浩貴が聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

高木由利子「chaoscosmos vol.3 — visible viscosity 可視化された粘性 —」開幕レポート。写真は「見えない自然」をどう写すのか?

写真家・高木由利子による個展「chaoscosmos vol.3 — visible viscosity 可視化された粘性 —」が、東京・表参道のGYRE GALLERYで10月8日に開幕した。重力・慣性・粘性が織りなす現象を写真によってとらえる本展。肉眼では見ることのできない「自然の秩序」を、写真はいかに可視化するのか。その会場をレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第8回

日常の視点で楽しむ古美術本に、山口汎一の私家版も。京都市立芸術大学から届いたブックリスト

全国の美大図書館から届いた選書を紹介する「美大図書館の書架をのぞく」シリーズ。アートをもっと知りたい、アートも本も好きな読者に向けた連載、第8回は京都府京都市にある「京都市立芸術大学」を取り上げる。同大学の図書館司書に選書してもらった。

地域レビュー(沖縄):内間直子評「曽我大穂 Cinematic dub Night」/「山里節子&Valerie Portefaix 他、八重山から沖縄へ:近いようで遠い」 

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのシリーズ。本記事は、内間直子(インディペンデント・キュレーター)が今年3月から6月にかけて沖縄で開催された展覧会やパフォーマンスのなかから、2つを取り上げ、八重山(石垣島)と沖縄、沖縄と本土、沖縄と海外からの視点を交えて考察する。

REVIEW