東京・京橋のアーティゾン美術館による屋外彫刻プロジェクトの第2弾として、リンディ・リーの新作《無数の星座がうまれる》が1月30日に完成した。
同館は、ビルの建て替えと新しい美術館構想のなかで、2010年頃から屋外彫刻の設置プロジェクトを進めてきた。同館が所在する街区「京橋彩区」が掲げる「まちに開かれた芸術・文化拠点」という基本理念をもとに、街にふさわしい屋外彫刻のあり方について検討を重ね、レイチェル・ホワイトリード、リンディ・リーの2名の作家にそれぞれ新作を依頼することが決定。2025年7月にレイチェル・ホワイトリードの作品が設置された。これに続くかたちで、リンディ・リーによる彫刻作品《無数の星座がうまれる》が 1月30日に完成。同作家による日本初の常設作品となった。
リンディ・リーは1954年、オーストラリア・ブリスベン生まれ。40年以上にわたり、絵画、インスタレーション、彫刻などを制作し、近年では公共空間への作品設置で国際的に注目を集めている。中国からオーストラリアに移住した両親のもとに生まれ、移民二世として経験したことや、道教や禅宗への深い関心、そして太古の姿をいまに残すオーストラリアの自然との共生が、その独自の創作世界をかたちづくっている。

今回設置された《無数の星座がうまれる》は、昼と夜で異なる表情をみせる。磨かれたステンレスの表面は、周囲の景色や見るものの姿を映し込み日常に溶け込むいっぽう、夜になると内部から放たれる光が無数の穴を通じて外へこぼれ、まるで何かが息づいているかのような空間が立ち現れる。


なお、本プロジェクトは本作の完成を持って完了となる。これを記念した関連プログラムとして、3月14日にレイチェル・ホワイトリードとリンディ・リーの両作家を招いた土曜講座が開催される。
























