MAGAZINE

交雑性が生み出す、現代のフォークロア。飯岡陸評 小松千倫『Emboss Star』「海がきこえる」

トラックメーカー/DJの活動と並行して、インターネット・カルチャーを背景にした音響や映像やインスタレーションを制作し、多くのコラボレーションを行ってきた小松千倫。その音楽という枠組みにとらわれない活動について、今年11月に発表したアルバム『Emboss Star』とその楽曲「海がきこえる」を中心に、キュレーターの飯岡陸がレビューする。

INSIGHT

「心地よい絵」を目指しコロナ時代を歩む。会田誠インタビュー

2020年11月6日にグランドオープンを迎えた角川武蔵野ミュージアム。ファインアートに加えてサブカルチャーや民俗学までを網羅するこのミュージアムの2階ロビーで「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトがスタートした。6名のアーティストが2ヶ月ごとに作品を発表するプロジェクトだ。第1弾の作品を発表した会田誠に話を聞いた。

INTERVIEW

心霊があらわれる条件。中島水緒評 「山本悠のそんなんユウたらあきまへん!3【緊急心霊特番】」

TALION GALLERYで開催された温田山、NAZE、大岩雄典による「一番良い考えが浮かぶとき」展。その関連動画としてYouTubeにて公開された本作は、会期中にあらわれた霊に、イラストレーターの山本悠と、大岩が迫るというもの。いくつもの伏線を抱えた本作の謎解きに、美術批評家の中島水緒が挑戦する。

REVIEW

ターナーとの対決が勃発した展示の再現も。風景画家ジョン・コンスタブルの大回顧展が35年ぶりに日本で開催へ

ターナーとともにイギリスの風景画を刷新した画家として知られるジョン・コンスタブル(1776〜1837)。今回、その回顧展「テート美術館所蔵 コンスタブル展」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される。会期は2021年2月20日~5月30日。

NEWS / EXHIBITION

「皮膚」から浮き上がる命のありよう。北澤ひろみ評「瞬く皮膚、死から発光する生」展

石内都、大塚勉、今道子、髙﨑紗弥香、田附勝、中村綾緒、野口里佳、野村恵子。それぞれの作品世界も、世代も異なる8作家の新旧作品を「皮膚」というキーワードで組み合わせた企画展。厳選された作品群が描き出す“光と闇”、“生と死”の気配は、いま我々に何を想起させるだろうか? これまで写真展も多く手がけてきた、アーツ前橋学芸員の北澤ひろみが批評する。

REVIEW

Amazon Prime Videoで見られるアートムービー10選。ポスト印象派の画家たち、マーケットとコレクター、いま知りたいアーティストまで

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はAmazon Prime Videoで見られるおすすめのアートムービーを紹介。今年のホリデーシーズン、自宅で過ごす時間のお供にいかがだろうか。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。

INSIGHT