
第31回
【シリーズ:BOOK】近現代美術に見る、作品の「政治性」の所在。『絵画の力学』
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年12月号の「BOOK」1冊目は、美術批評家・沢山遼による初の単著『絵画の力学』を取り上げる。

第31回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年12月号の「BOOK」1冊目は、美術批評家・沢山遼による初の単著『絵画の力学』を取り上げる。

大都市で建造物を梱包する大規模なプロジェクトで知られるクリストとジャンヌ=クロード。ふたりが亡くなったいま、新たにパリのエトワール凱旋門を包むプロジェクト「L’Arc de Triomphe, Wrapped」の計画が進行している。

2021年に公開される数多の映画から、アート・カルチャーの視点でとくに注目したい作品をピックアップ。公開日順に紹介する。

2020年に新型コロナウイルスの影響で中止となった美術館「えき」KYOTOの「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が、2月13日より開催される。

コロナ禍で多くの芸術祭が延期となり、2021年の開催を予定している。今回はそのなかから注目の芸術祭7つを厳選。なお最新の開催状況や感染症対策については、各芸術祭のウェブサイトを参照してほしい。

2021年に海外の美術館で予定されている展覧会のなかから、注目のベスト5を会期順に紹介。坂本龍一やアレクサンダー・カルダー、草間彌生などの大規模回顧展や、女性アーティストが抽象芸術への貢献に着目した展覧会をピックアップしてお届けする。

2021年に開館またはリニューアルオープンを迎える美術館・博物館を国内外からピックアップ。あなたはどれに行ってみたい?

多くの展覧会が中止や会期変更となった2020年。2021年も数々の注目すべき大規模展覧会が予定されている。ここでは、編集部がとくに注目したい展覧会20件を会期順に紹介する。

トラックメーカー/DJの活動と並行して、インターネット・カルチャーを背景にした音響や映像やインスタレーションを制作し、多くのコラボレーションを行ってきた小松千倫。その音楽という枠組みにとらわれない活動について、今年11月に発表したアルバム『Emboss Star』とその楽曲「海がきこえる」を中心に、キュレーターの飯岡陸がレビューする。

美術手帖では、2020年に開催された展覧会のベスト3をアンケート形式で募集。その結果を集計し、それぞれに寄せられたコメントとともに発表する。

2020年11月6日にグランドオープンを迎えた角川武蔵野ミュージアム。ファインアートに加えてサブカルチャーや民俗学までを網羅するこのミュージアムの2階ロビーで「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトがスタートした。6名のアーティストが2ヶ月ごとに作品を発表するプロジェクトだ。第1弾の作品を発表した会田誠に話を聞いた。

TALION GALLERYで開催された温田山、NAZE、大岩雄典による「一番良い考えが浮かぶとき」展。その関連動画としてYouTubeにて公開された本作は、会期中にあらわれた霊に、イラストレーターの山本悠と、大岩が迫るというもの。いくつもの伏線を抱えた本作の謎解きに、美術批評家の中島水緒が挑戦する。

東京・神楽坂の√K Contemporaryで「絵画の見かた reprise」が開催される。会期は2021年1月16日〜1月31日。

新型コロナウイルスのパンデミックが直撃した2020年のアート界。主要な出来事を振り返る。

ターナーとともにイギリスの風景画を刷新した画家として知られるジョン・コンスタブル(1776〜1837)。今回、その回顧展「テート美術館所蔵 コンスタブル展」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される。会期は2021年2月20日~5月30日。

段ボールやキャンバスに手指で直接描くスタイルで、少女をとりまく豊かな色彩世界を生み出すロッカクアヤコ。国内では初となる美術館での個展開催に向け準備するなか、現在に至る歩みと、制作に対する思い、そして今後の新たな展開について聞いた。

東京・銀座の画廊香月にて、1950〜60年代に活動した前衛美術集団「九州派」の展覧会が開催された。九州を拠点としてアート界のヒエラルキーに挑戦した彼らの活動を、いま考える意義とは? 文化研究者の山本浩貴がレビューする。

石内都、大塚勉、今道子、髙﨑紗弥香、田附勝、中村綾緒、野口里佳、野村恵子。それぞれの作品世界も、世代も異なる8作家の新旧作品を「皮膚」というキーワードで組み合わせた企画展。厳選された作品群が描き出す“光と闇”、“生と死”の気配は、いま我々に何を想起させるだろうか? これまで写真展も多く手がけてきた、アーツ前橋学芸員の北澤ひろみが批評する。

フランスの実業家、アートコレクターのフランソワ・ピノーによる私設美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」(Bourse de Commerce)が、2021年1月23日にオープンする。

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はAmazon Prime Videoで見られるおすすめのアートムービーを紹介。今年のホリデーシーズン、自宅で過ごす時間のお供にいかがだろうか。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。