
角川武蔵野ミュージアムの外壁に鴻池朋子《武蔵野皮トンビ》が出現。「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトの第2弾
現在、会田誠による《疫病退散アマビヱ之図》を展示するなど、「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトを行っている角川武蔵野ミュージアム。その第2弾として、鴻池朋子の《武蔵野皮トンビ》が公開された。

現在、会田誠による《疫病退散アマビヱ之図》を展示するなど、「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトを行っている角川武蔵野ミュージアム。その第2弾として、鴻池朋子の《武蔵野皮トンビ》が公開された。

今週末にスタートする展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

1都3県に発令された緊急事態宣言を受け、夜間開館を中止するミュージアムが出ている。

モネやルノワール、セザンヌをはじめとするフランスで活動した作家28名を紹介する「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。会期は9月18日~11月23日。

電柱や電線を通して東京を新たな視点で見つめなおす展覧会「電線絵画展 -小林清親から山口晃まで」が、練馬区立美術館で開催される。明治初期から現代に至るまでの電線・電柱が果たした役割と、各時代ごとに絵画化された作品の意図を検証し、読み解くことを試みる。会期は2月28日~4月18日。

現代アートに焦点を当てた展覧会「パラレル・ヒストリーズ 現代アートの諸潮流」が、静岡県立美術館で開催されている。草間彌生、アンゼルム・ キーファー、白髪一雄、名和晃平、河原温、ドナルド・ジャッド、リチャード・セラ、アニッシュ・カプーア、宮島達男など、世界のアートシーンを牽引してきた作家たちの表現を一望できる。会期は1月11日まで。

東京都の小池百合子知事は7日、緊急事態宣言の発令を前に、美術館・博物館についても「収容率50パーセント」などの協力を呼びかけると明らかにした。

ファッションブランド「メゾン・マルタン・マルジェラ」の創設者兼デザイナー、マルタン・マルジェラ。その初となるアート個展が、パリのアートスペース「ラファイエット・アンティシパシオン」で開催される。会期は4月15日〜7月25日。

次回で第5回目の開催を迎える、都市に新たな「コモンズ(共有地)」を演劇の力で生みだすプロジェクト「シアターコモンズ’21」が、そのプログラム全容を発表した。ツァイ・ミンリャンや中村佑子、小泉明郎をはじめとするアーティストが、リアル空間とバーチャル空間の両方で、パフォーマンスや体験型アートなどを展開する。会期は2月11日~3月11日。

NASAの画像を中心に、驚異的な天体写真を選りすぐって紹介する展覧会「138億光年 宇宙の旅」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されている。会期は1月24日まで。

東日本大震災から10年の節目となる今年、第3回の開催を予定している芸術祭「Reborn-Art Festival」。そのプレイベントとして「Reborn-Art ONLINE」がスタートした。

『美術手帖』2021年2月号は「ニューカマー・アーティスト100」特集。これからのアート・シーンを牽引する、新進気鋭のアーティストを一挙紹介する。

映画⾳楽の世界においてもっとも重要なアーティストのひとりともいわれる⼈物、マックス・リヒター。その伝説的なライブ「SLEEP」の様子を収めたドキュメンタリー映画『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』が、3⽉26⽇より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。

『美術手帖』2021年2月号は「ニューカマー・アーティスト100」特集。雑誌『美術手帖』編集長・望月かおるによる「Editor’s note」です。

明治末から昭和にかけて官展の中心作家として活躍した洋画家・南薫造の回顧展が、丸の内の東京ステーションギャラリーで開催される。会期は2月20日~4月11日。

国内外で高く評価されているアーティスト・田中功起の映像作品《可傷的な歴史(ロードムービー)》が、2月11日〜14日に京都のTHEATRE E9 KYOTOで上映される。在日コリアン3世と日系スイス人のふたりの対話から、異なる背景を持つ人々が「いかに共に生きるのか」という問いを投げかける作品だ。

アメリカ・ニューオーリンズにあるバンクシーの作品2点が何者かによって破壊。地元の有志が、自発的に作品の修復を始めた。

1月7日にも発令されることが決定した1都3県への緊急事態宣言。昨年4月以来となるこの宣言によって、公立美術館などはどのような対応を迫られるだろうか?

自らの身体を通して認識できる世界を絵画空間に再構築する諏訪未知。現在その個展「3つの世界」が、東京・駒込のKAYOKOYUKIで開催されている。会期は1月31日まで。

第32回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年12月号の「BOOK」2冊目は、美学者・小田部胤久が、カント『判断力批判』における理論やその背景、継承を概説する『美学』を取り上げる。