ユニクロはロンドンを代表する現代美術館である「テート・モダン」と3年間のグローバルパートナーシップを締結したことを発表した。
ユニクロは2016年よりテート・モダンの夜間プログラムをサポートする「UNIQLO Tate Lates」を行っており、今回のグローバルパートナーシップ締結はこの成功を受けてのもの。新たなパートナーシップでは、ファミリー層向けのアートプログラムやテート・モダン所蔵作品にインスパイアされたオリジナルデザインのUTコレクションの共同開発を行うとしており、2022年にはテート・モダンとのコラボレーションによるUT商品をグローバルで発売するという。
ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正はこの締結について、「2021年は、ユニクロが英国に初出店してから20年の記念すべき年です。また英国は、ユニクロが海外初進出を果たした特別な地でもあります。この節目の年に、世界有数の近代美術館であるテート・モダンと、再びパートナーシップを締結できることを光栄に思います」とコメント。次のように期待を寄せている。
「テート・モダンとの新たなパートナーシップは、Made for Allという両者共通の理念に基づくものです。あらゆる人の生活をより豊かにするというユニクロのLifeWearにも通底するこのコンセプトを通して、すべての人にアートに触れるよろこびを提供することを目指しています。『UNIQLO Tate Play』プログラムを通じて、多くのご家族がアートを楽しまれることを願います」。
なおユニクロはニューヨーク近代美術館(2013年〜)、ボストン美術館(2017年〜)、バルセロナ現代美術館(2018年〜)といった巨大美術館とパートナーシップを結んでおり、今年に入ってからは新たにルーヴル美術館と4年間のパートナーシップを締結したことで注目を集めた。