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情報の真偽を絵画鑑賞で問う。大西晃生の個展「大切な人たち(ではない)」がBDギャラリーで開催へ

ストックフォトなどから選んだポートレートを印刷・加工したものを撮影し、それをもとに絵画作品を描くという手法で制作を続けているアーティスト・大西晃生。その新作個展「大切な人たち(ではない)」が名古屋のBDギャラリーで開催される。会期は8月12日〜9月6日。

NEWS / PROMOTION

六本木アートナイト2022がプログラム全貌を発表。約70組のアーティストによる100のプログラムが展開

9月17日~19日の3日間に開催が予定されている「六本木アートナイト2022」のプログラム全貌が明らかにされた。村上隆をメインプログラム・アーティストに迎え、六本木の街全域を会場に約70組のアーティストによる約100の多様なプログラムが展開される。

NEWS / EXHIBITION

荒野で世界が蜂起する。椹木野衣評「生誕100年 松澤宥」展

長野県諏訪郡下諏訪町に生まれ、同地を拠点に制作を続け、日本概念派の旗手となった松澤宥。生誕100年となる2022年2月2日に彼の生涯をたどる回顧展が長野県立美術館で開幕した。初期から晩年にかけての詩作から絵画や立体作品も含めたその全貌を、椹木野衣がレビューする。

REVIEW

職人たちの「手」が紡ぐ物語。「àmains levées シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展」がシャネル・ネクサス・ホールで開催へ

フランス人写真家・アンヌ ドゥ ヴァンディエールによる、シャネルの職人たちの「手」にフォーカスした写真展「àmains levées シャネルを紡ぐ手」展が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。会期は8月31日〜10月2日。

NEWS / EXHIBITION

「誰が」そこから見ているのか? 清水穣評 松江泰治「makietaTYO」展

自身が設けたルールに沿って、世界各地の地表を捉える写真作品を手がけてきた松江泰治。東京の都市模型を被写体とした新作展「makietaTYO」がTARO NASUで、「CC」「makieta」の2シリーズを紹介する個展「松江泰治 マキエタCC」が東京都写真美術館にてそれぞれ開催された。地上から撮影した「CC」、空から撮影した「JP-」、そして模型を撮影する「makieta」の手法が露出させる政治的な意味や、眺める主体について清水穣が論じる。

REVIEW

AI美芸に潜む未知の美意識とは。椹木野衣評「人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム」

中ザワヒデキや草刈ミカらが中心となり、人工知能(AI)の持つ美意識や創作の可能性を探究している「人工知能美学芸術研究会」(AI美芸研)が、長野・上伊那郡の中川村で「人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム」を開催した。「アンフォルメル中川美術館」「ハチ博物館」など多様な文脈を持つ会場では、40名弱の作家が展示。本展においてAIの美芸に隠された無意識、つまり他者性はどのように表れていたのか? 椹木野衣がレビューする。

REVIEW

関西初上陸。JRによる参加型巨大アートイベント「Inside Out Project KOBE ~WATERFRONT AREA~」が神戸市で開催

神戸市と神戸ウォーターフロント開発機構が、今年1月より実施している「神戸ウォーターフロントアートプロジェクト」。その第4弾として、世界的なストリートアーティスト・JRによる「Inside Out Project KOBE ~WATERFRONT AREA~」が神戸ウォーターフロントエリアにて開催される。会期は8月15日〜28日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

作品撤去に運営総監督の辞任。反ユダヤ主義で揺れる「ドクメンタ15」の経緯を追う

「ドクメンタ15」が開幕を迎えてから約1ヶ月。1つの作品で明確な反ユダヤ主義(アンチセミティズム)が指摘されたことで、ドイツ連邦議会の文化委員会でも話し合いが続いている。ここ数年ドイツ全体で続けられてきた議論にも関わっており背景は複雑だ。ドイツからその経緯を追ってレポート。ナチズムに関する教育センター所長に話を聞きながら、表現の自由についても考える。

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