ANB Tokyoが12月で活動終了。クロージングイベント「エピローグ⇆プロローグ」の開催も

2020年よりアーティストの支援を行ってきた東京・六本木のANB Tokyoが今年の12月で活動を終了する。クロージングイベント「エピローグ⇆プロローグ」は、2年間の活動を振り返り、次のステップへつなげるための足がかりとなるものとなる。会期は12月16日〜18日。

 2020年よりアーティストの活動支援を行ってきた東京・六本木のANB Tokyoが今年の12月で活動を終了する。ANB Tokyoは、モバイルゲーム事業を展開するアカツキの共同創業者・香田哲朗が代表理事を、キュレーターの山峰潤也が共同代表を務める一般財団法人東京アートアクセラレーションによるアートコンプレックス。

 クロージングイベントとなる「エピローグ⇆プロローグ」は、「ANB Studio Program」のメンバーが参加するグループ展「Platform 29.8」や、文化と社会の将来について考えるトークセッションシリーズを実施することで、これまでの活動を振り返るとともに今後の活動につなぐ足がかりを築くという。会期は12月16日〜18日。

 Platform 29.8は、今年5月よりANB Tokyoのスタジオを利用してきたクリエイター19名によるグループ展。本展は、7月から11月にかけて7回にわたりオープンスタジオ形式で紹介してきた活動を締めくくる、最後のグループ展となる。絵画、立体、写真、映像、パフォーマンスなど多岐にわたる本展の出展作家は、石野平四郎、大渕花波、大桃耕太郎、柿坪満実子、加藤立、苅部太郎、川端健太、GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE、敷根功士朗、清水勇也、塚本亮太、中田拓法、福田愛子、松橋和也、MANA HIRAI、山田勇魚、横手太紀、横村 葵、渡辺花。

 また、ANB Tokyoに様々な角度から関わってきたアーティスト、プロデューサー、研究者、デザイナー、ギャラリストなど、第一線で活躍する有識者が登壇するトークセッションも実施。6つのセッションを通して、ANB Tokyoの行ってきた挑戦や現時点での成果を可視化することで、これからの文化や社会との接点について考えていくものだ。

 ほかにも、3日間限定の「Snack ANB」もオープン。若手のアーティスト・布施琳太郎、作家・キュレーターの丹原健翔、ANB Tokyoの企画・運営を担ってきた山峰潤也、三木 茜が1日ずつ店長を務める。これらの多様なプログラムに参加することで、ANB Tokyoの活動成果やこれからの展望を知る良い機会となるだろう。

編集部

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