2022.11.25

パフォーマンス分野の若手アーティストをサポート。世田谷美術館が新企画「Performance Residence in Museum 2022-23」を実施

身体表現やパフォーマンス表現を行う若手アーティストを対象としたアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラム。その新企画「Performance Residence in Museum 2022-23」が実施される。2022年度は滞在アーティストに作曲家・演出家の額田大志が選出され、世田谷美術館において「ボーダレスな音」をキーワードに様々なリサーチや実験が行われるという。

作品のない展示室でのパフォーマンス「明日の美術館をひらくために」 撮影=堀哲平
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 世田谷美術館とNPO法人アートネットワーク・ジャパンによる、身体表現やパフォーマンス表現を行う若手アーティスト対象のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラム。その新企画「Performance Residence in Museum 2022-23」が実施される。

Performance Residence in Museum 2022-23 ロゴ

 本プログラムは、次世代を担う若手アーティストの育成と実験的な創造活動の支援が目的。美術館での滞在を通じて、アーティストのリサーチや活動を、担当学芸員、プログラムディレクター、コーディネーターがそれぞれの専門性を活かしてサポートするほか、アーティストの関心に応じて、美術館で働く人、訪れる人などとの対話や交流の場が設けられる。

 2022年度の滞在アーティストに選出されたのは、世田谷区出身の作曲家・演出家であり、コンテンポラリーポップバンド「東京塩麹」と演劇カンパニー「ヌトミック」を主宰する額田大志。世田谷美術館に通いながら、「ボーダレスな音」をキーワードに様々なリサーチや実験が額田によって行われるという。

額田大志 ©︎Yuta Itagaki / Mana Hiraki
作品を見るボランティアと子どもたち

 なお、アーティストの滞在期間中は、活動の様子を見学できるオープンデーを実施。また2023年3月5日には、滞在報告会が一般公開される予定だ。本プログラムへ関心のある方はこの機会の見学をおすすめする。

世田谷美術館