世田谷美術館とNPO法人アートネットワーク・ジャパンによる、身体表現やパフォーマンス表現を行う若手アーティスト対象のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラム。その新企画「Performance Residence in Museum 2022-23」が実施される。
本プログラムは、次世代を担う若手アーティストの育成と実験的な創造活動の支援が目的。美術館での滞在を通じて、アーティストのリサーチや活動を、担当学芸員、プログラムディレクター、コーディネーターがそれぞれの専門性を活かしてサポートするほか、アーティストの関心に応じて、美術館で働く人、訪れる人などとの対話や交流の場が設けられる。
2022年度の滞在アーティストに選出されたのは、世田谷区出身の作曲家・演出家であり、コンテンポラリーポップバンド「東京塩麹」と演劇カンパニー「ヌトミック」を主宰する額田大志。世田谷美術館に通いながら、「ボーダレスな音」をキーワードに様々なリサーチや実験が額田によって行われるという。
なお、アーティストの滞在期間中は、活動の様子を見学できるオープンデーを実施。また2023年3月5日には、滞在報告会が一般公開される予定だ。本プログラムへ関心のある方はこの機会の見学をおすすめする。