東京・上野の国立西洋美術館は2026年度の展覧会予定を公開。10月24日から2027年2月21日までは、「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」を開催する。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)は、1802年に史上最年少でロイヤル・アカデミーの正会員となるなど、イギリス絵画史上、もっとも偉大な画家とされる存在。移ろう光や大気、荒れ狂う海や空、あるいは産業革命期に人間が排出しはじめた蒸気や煤煙など、この世界の一定ではない諸相をときに克明に、ときに抽象化して描きだしたターナーは、絵画の可能性をさまざまに押し拡げ、その歴史に新地平を切り拓いた。またその作品は、当時の哲学や芸術において重視されていた自然の「崇高」を見る者に経験させるものとして評価されてきた。
本展は、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館の所蔵品から、油彩画や水彩画など、80点以上を紹介する大回顧展。ターナーの作品群をテーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示する。さらに、ターナーの絵画と現代美術を併置して対話させ、その過去の画家の問題意識が後世のアーティストたちの関心とも響きあうことを浮き彫りにするという。
なお本展は大阪中之島美術館(2027年3月13日〜6月27日)に巡回予定。





















