平子雄一と「H BEAUTY&YOUTH」がコラボ。店内で新作展示も

株式会社ユナイテッド・アローズが運営する東京・南青山の人気セレクトショップ「H BEAUTY&YOUTH」。ここが現代美術家・平子雄一とコラボレーションし、ポップアップ「NOT TOO BAD」を開催する。会期は2022年12月3日〜25日。

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 株式会社ユナイテッドアローズが東京・南青山で運営する「H BEAUTY&YOUTH(エイチ ビューティ&ユース)」が、現代美術家・平子雄一と初のコラボレーションによるポップアップ「NOT TOO BAD」を開催する。会期は2022年12月3日〜25日。

 「H BEAUTY&YOUTH」は「City Man and Woman」がコンセプトのセレクトショップ。同社最大規模のフロア面積を誇り、オリジナルアイテムをはじめ、国内外のブランドが揃うショップとして人気を集めている。

 いっぽう現代美術家・平子雄一は1982年岡山県生まれ、東京在住。 2006年にイギリスのウィンブルドン・カレッジ・オブ・アーツを卒業し、植物や自然と人間の関係性の中に浮上する曖昧さや疑問をテーマに作品制作を行っている。今月に入ってからは練馬区立美術館で「平子雄一×練馬区立美術館コレクション[遺産、変形、再生]」展を開催するなど、いまもっとも意欲的な活動を見せる作家のひとりだ。

 今回のポップアップ「NOT TOO BAD」では、平子の世界観で店内を装飾。海洋プラスチックを使用したソフビ150体を店内に展示・販売するほか、今回のための新作(ペインティング、 ドローイング、 立体など)も展示される。

 平子は今回のイベントのメインピースである透明のソフビについて、次のようなコメントを寄せている。「昨今、持続可能社会やリサイクルの重要性を感じさせられる場面が増えてきていると思います。それは、社会生活の強制的な使命になっていると言っていいかもしれません。もちろん資源は有限で、環境汚染は防ぐべきものではありますが、いまの状況は少しネガティブすぎるのではないかと僕は感じます。なぜ廃棄物が発生するのか。それは僕たちがより便利で心地よい生活を求めたからだと思います。廃棄物は僕たちの営みの証。進化と発展の成果。いまの状況は、そんなに悪いもんじゃない。これから始めれば良いと思います」。

平子雄一

 なお、今回のコラボレーションを記念し、平子のイラストのプリントやワッペンを施した世界にひとつのリメイクアパレルアイテム(スウェット、 デニム、 ジャケット、 クッションなど全6種)や、平子の絵画から飛び出したような椅子も販売。また期間中は平子による描き下ろしのオリジナルステッカーの配布も予定されている。

編集部

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