Bunkamura、23年4月より長期休館に。ザ・ミュージアムはヒカリエで活動継続へ

2023年1月31日に営業を終了する東急百貨店本店。この再開発に伴い、株式会社東急文化村は同社が運営する複合文化施設「Bunkamura」の休館計画を発表した。

ソール・ライター 無題 撮影年不詳 ©Saul Leiter Foundation

 株式会社東急文化村は、同社が運営する複合文化施設「Bunkamura」の休館計画を発表した。

 これは、2023年1月31日に営業を終了する東急百貨店本店土地の開発計画に伴うもので、オーチャードホールを除き23年4月10日より27年度中(時期未定)まで長期休館する。

 なお、Bunkamura内の各施設は、渋谷および東急線沿線の周辺施設や東急グループ各施設などで継続。美術館である「ザ・ミュージアム」は、渋谷ヒカリエ内の「9F ヒカリエホール」などで展覧会を開催する。現時点で決定しているのは、「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」(仮)と「平間至 写真展」(仮)の2展覧会で、ともに23年7月8日~8月23日までの会期となっている。

 このほか、「Bunkamura Gallery」は、渋谷ヒカリエ内「クリエイティブスペース 8/(はち)」に場を移し、「Bunkamura Gallery 8/」として活動を継続。「ル・シネマ」は渋谷東映プラザ内「渋谷 TOEI」 跡地にて、23年初夏より新たな映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」をオープンする。また「シアターコクーン」は、23年4月に東急歌舞伎町タワー内に開業する「THEATER MILANO-Za」や紀伊國屋ホールなど、他劇場で自主制作公演(COCOON PRODUCTION)を開催していく予定だ。

 なおBunkamuraは、長期休館中に経年使用による施設の補修や設備の更新などを行うとともに、新築される施設との一体化に向けた改修工事を実施する。

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