MAGAZINE

100年を超えて日本へ里帰りした作品も。「刺繍絵画の世界展 ‐明治・大正期の日本の美‐」が日本橋と京都の髙島屋で開催へ

明治期を中心に、日本を代表する美術工芸品として盛んに製作された刺繍絵画や関連資料を紹介する「刺繍絵画の世界展 ‐明治・大正期の日本の美‐」が、日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール(8月24日〜9月12日)と京都髙島屋 7階グランドホール(9月15日〜26日)で行われる。

NEWS / PROMOTION

体験の再現性と一回性。中尾拓哉評「平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常」

島根県浜田市出身の平川紀道と、同益田市出身の野村康生が、生まれ育った島根県西部・石見地域で新作を披露する島根県立石見美術館の2人展「平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常」。アートとサイエンスの領域をまたぐ活動を行うこのふたりの共演を、美術評論家の中尾拓哉がレビューする。

REVIEW

第51回

デイヴィッド・ホックニーと盟友の交流記から、杉本博司の一代記まで。『美術手帖』7月号新着ブックリスト

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「REMARKS」コーナー。7月号は画家・デイヴィッド・ホックニーと盟友の美術評論家が芸術や人生について語る交流記や、写真家・現代美術家の杉本博司が自身の人生の起伏を綴った一代記まで、注目の新刊を6冊紹介する。

SERIES / BOOK

アフリカン・アートの現在形を展観。「AFROMATIC TOKYO 2022 -ビューイング-」展が代官山で開催へ

多様な文化の源ともいえるアフリカ大陸が生んだ「アフリカン・アート」を、ナイジェリア出身の23作家の現代美術作品で紹介する展覧会「AFROMATIC TOKYO 2022 -ビューイング- 」が、代官山ヒルサイドテラス エキシビションルームで開催される。会期は8月30日〜9月2日。

NEWS / PROMOTION

第50回

書評:気鋭の研究者が挑む、「彫刻」をめぐる言説の再評価

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年7月号では、美術批評・中島水緒が、「彫刻」をめぐる叢書『彫刻』シリーズ第2弾を取り上げ、美術史上における彫刻の言説を批評する。

SERIES / BOOK

第49回

書評:「TOKYO POP」とはなんだったのか。 小松崎拓男『TOKYO POPから始まる 日本現代美術 1996–2021』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年7月号では、近現代美術史研究者・筒井宏樹が、80〜90年代に台頭した現代美術の諸相を記述した、小松崎拓男の 『TOKYO POPから始まる 日本現代美術 1996–2021』を取り上げ、「TOKYO POP」について再考する。

SERIES / BOOK

第25回

プレイバック!美術手帖 1990年6月号 特集Ⅱ「モスクワ1990 ソ連アート最新レポート」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1990年6月号の特集Ⅱ「モスクワ1990 ソ連アート最新レポート」を紹介。

PREMIUM

第1回

市原えつこ連載「アーティストのサバイバル術」:木村剛大弁護士に聞く、即戦力で使える法知識

アーティストとして生き抜くためには、作品だけではなく、社会でサバイバルするための様々な知恵が必要。アーティストの市原えつこがひとりの作家の立場から、弁護士、税理士、ギャラリストなど、各分野の専門家に知見を授かりに行く連載がスタート。初回は日本で数少ない「Art Law」に注力する弁護士である木村剛大に、仕事の現場で即戦力で使える法律知識の基本と実践をヒアリングする。

PREMIUM

第5回

はじめての美術館はどこに行く? 「ミュージアム・マニア」青い日記帳のTakがご案内(青山編)

30年以上にわたり年間数百回、美術館・博物館に足を運び続けている「ミュージアム・マニア」であり、「青い日記帳」主宰の中村剛士(Tak)がはじめて美術館を訪れる人向けに、美術館の楽しみ方をエリアごとにご案内。今回は青山編をお届けする。

PREMIUM

第1回

モネの名作はここにある。国内美術館で見られる代表作をピックアップ

国内の美術館には世界に誇る西洋絵画の巨匠の名作が多く収蔵されている。そんな名作の数々を画家のエピソードとともに紹介。来訪の参考にしてもらいたい。今回は印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネを取り上げる。なお、紹介されている作品がつねに見られるわけではないことは留意されたい。

PREMIUM

第4回

金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:極上の鑑賞体験を提供する館の静かな闘い──「RAM」

経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第4回は、2010年に開館した「上海外灘美術館」(RAM)をお届けする。