新宿の繁華街で出会う「死」。髙木遊評「磯崎隼士『今生』」

Chim↑Pomの卯城竜太らが運営する新宿のアートスペース「WHITE HOUSE」で開催された磯崎隼士の個展「今生」。独自の死生観と世界の素朴さを追求し、身体的な感覚や皮膚感をシリコン製の人工皮膚や、絵画で表現する磯崎が発表したのは自身の血で描いた絵画作品だ。本展を東京・根津のキュラトリアルスペース「The 5th Floor」キュレーターの髙木遊がレビューする。

REVIEW

江戸時代から現在までの東京の変遷をたどる。「Tokyo:Art & Photography」展がアシュモレアン博物館で開催中

江戸時代から現在までの東京で生まれた絵画、屏風、木版画、映像、写真などの作品に注目した展覧会「Tokyo:Art & Photography」が、イギリス・オックスフォードにあるアシュモレアン博物館で開催中。破壊と再生を繰り返してきた都市に目を向け、東京を世界でもっとも重要な文化的ホットスポットのひとつへと発展させたアーティストたちの物語が紹介されている。会期は2022年1月3日まで。

NEWS / EXHIBITION

花井祐介のキャリアを変えたUT。「Tシャツは意思表示の手段のひとつ」

Tシャツを1枚のキャンバスととらえ、自由な発想から生まれたデザインを公募するUT GRAND PRIX (UTグランプリ)。2005年にユニクロの主催でスタートしたこのコンペティションが、今年はスヌーピーでお馴染みの「ピーナッツ」をテーマに募集を開始した。UTGPの概要を紐解くとともに、第1回の受賞者のひとりである花井祐介に話を聞いた。