
一貫して風景を描き続ける画家・津上みゆきの個展がANOMALYで開催。6メートルにもおよぶ大作も
「View」と冠した独自の風景画を描き続ける画家・津上みゆき。その個展「そこに在るのは些細なこと」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は11月22日~12月21日。

「View」と冠した独自の風景画を描き続ける画家・津上みゆき。その個展「そこに在るのは些細なこと」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は11月22日~12月21日。

ヌードをテーマとした絵画を中心に展示し、20世紀初頭から現代に至る身体表象を俯瞰する展覧会「眼差し そしてもう一つの」が、東京・天王洲のKOTARO NUKAGAにて12月7日まで開かれている。藤田嗣治の裸体画を起点に、セザンヌから現代アーティストまで様々な作家の作品と併置する本展を、武蔵野美術大学教授の田中正之、ギャラリーディレクターの額賀古太郎のコメントともに紹介する。

カナダ人演出家、ロベール・ルパージュによる演劇超大作『HIROSHIMA 太田川七つの流れ』が、東京オリンピック・パラリンピックの開催直前となる2020年7月に、渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演されることが決定した。

1974年よりニューヨークを拠点に、パブリック・アートに特化したプロジェクトを数多く手がけてきたNPO「クリエイティブ・タイム」が、若手アーティストから企画を募る「オープン・コール」をローンチした。600を超える応募のなかから選ばれた、第1回目のプロジェクト「The Privilege of Escape」の様子をレポートでお届けする。

2020年の開催が予定されている「東京ビエンナーレ2020」。そのプレイベントの一環として現在、日本橋のCOREDO 室町テラスで「水都・日本橋のゲニウス・ロキは、どこへ向かう? コンテンポラリーアーティスト3組の新作展」が開催されている。会期は11月10日まで。

PUGMENTの2020年春夏コレクション「Purple Plant」の舞台は、戦後の占領下で言葉が失われた世界。人々が街に残るTシャツの文字から歴史を復元しようと試みるストーリーのもと、衣服のコレクションおよび東京都現代美術館でのインスタレーションを構成したという。

11月1日と2日の2日間にわたり、東京・代官山で開催されたSBIアートオークションの第35回モダン&コンテンポラリーセール。現代美術作品を中心に、近代美術やマンガなどを含む500点以上の作品が出品された。当日の会場の様子と、主要な落札結果をレポートする。

2016年に開催された「さいたまトリエンナーレ」が、新たな名称「さいたま国際芸術祭」として2020年3月に開幕する。公募で選ばれた映画監督・遠山昇司がディレクターを務める今回、さいたま国際芸術祭が目指すものとは何か? 長島確との対談から、地域への眼差しの重要性が見えてきた。

東京・立川に建設中の新街区「GREEN SPRINGS」内に、新たな複合文化施設「PLAY!」が誕生。同施設は「絵と言葉」をテーマに絵本やマンガ、アートの展覧会を開催するミュージアムや、子供も大人も楽しめるプレイパークを核とするもの。オープンは2020年4月10日(4月10日追記:開業は5月15日以降に延期)。

2019年5月13日に76歳で逝去した「もの派」を代表する美術家の関根伸夫。今回、その回顧展「関根伸夫 1942-2019」が、神奈川県の鎌倉画廊で開催される。本展では、関根が空間認識を探る礎となった初期を代表する「位相」シリーズの《位相No.9》から、アイデアの源泉である素描の数々や版画までを通覧できる。会期は11月9日~12月28日。

福岡・北九州市の現代美術センターCCA北九州で、マリーナ・アブラモヴィッチ展が開催されている。本展では複数のビデオ映像とサウンドによるインスタレーション作品《ハント》を展示。会期は12月6日まで。

杉本博司が設計した江之浦測候所にて、その場から受けたインスピレーションをもとにティノ・セーガルが構想したプロジェクトが開催された。作品の記録を残さないことで知られるセーガルの、見た者の記憶にのみとどめられる「出来事」について、美術評論家の松井みどりがレビューする。

度重なる地震や台風など、つねに自然災害の脅威にさらされる日本。1959年に発生し、紀伊半島から東海地方を中心に全国的な甚大な被害をもたらした伊勢湾台風から60年の節目を迎える今年、名古屋市博物館で「治水・震災・伊勢湾台風」展が開催中だ。「開発と環境」「被災者支援の担い手」というふたつの要素を軸に、歴史災害と災害に関わる社会の動きにせまる本展を、愛知県美術館学芸員の中村史子がレビューする。

11月3日は文化の日。これを記念して観覧無料となる主要な美術館・博物館をピックアップしてお届けする。

フランスを代表するアーティスト、フィリップ・パレーノ。その日本における美術館初個展「オブジェが語りはじめると」が東京・神宮前のワタリウム美術館で開幕した。1994年から2006年にかけて制作された代表的な作品が並ぶ本展の特徴とは?

世界のアートシーンが上海に注目する11月。代表的なイベントのひとつとして、「ウェストバンド・アート&デザイン」が11月7日〜10日に上海ウェストバンド・アートセンターで開催される。「ダブルホール」のかたちで行われる中国本土最大級の同フェアでは、2会場にわたって幅広いジャンルの現代美術作品が紹介される。

11月、世界アートシーンから注目を集める上海。その代表的なイベントのひとつ、第7回となる「アート021 上海コンテンポラリー・アートフェア」が11月7日〜10日に上海エキシビジョン・センターで開催される。18ヶ国57都市から111のギャラリーが登場する今年のフェアの注目ポイントとは?

ファッション雑誌『ELLE Japon』の30周年を記念したアートイベント「ELLE LOVES ART」が開催。片岡真実のキュレーションによる15組の女性アーティスト展のほか、様々な分野で活動するクリエイターによる作品の展示やトークショーも開催される。会期は11月16日〜17日の2日間。

今年で2回目となる「岡山芸術交流」が、岡山市内各所で開催されている。フランスを代表するアーティスト、ピエール・ユイグがアーティスティックディレクターを務め、「IF THE SNAKE もし蛇が」をタイトルに掲げる本展は、どの芸術祭とも異なり、各作品が緩やかにつながる。そこにはどのような意図があるのか? 美学者の星野太が本人に話を聞いた。

2016年にオープンしたMAHO KUBOTA GALLERY。ジェンダー的な視点から、安部典子、播磨みどり、AKI INOMATA、長島有里枝、小笠原美環といった女性アーティストに焦点を当てつつ、ジュリアン・オピー、多田圭佑、富田直樹、武田鉄平といった視覚的なインパクトが強いアーティストを扱い、新たなアートファンを開拓している。代表の久保田真帆に、ギャラリーとしての今後の目標や、社会における現代美術の可能性について聞いた。