
マリーナ・アブラモヴィッチと「WeTransfer」がコラボ。デジタルシリーズが始動
ファイル転送サービス「WeTransfer」のクリエイティブ・編集プラットフォームである「WePresent」が、マリーナ・アブラモヴィッチをゲストキュレーターに迎えるコラボレーションプロジェクトを開始した。5人の新進パフォーマンス・アーティストを紹介するほか、「アブラモヴィッチ・メソッド」と題されたデジタルシリーズなども今夏公開予定だ。

ファイル転送サービス「WeTransfer」のクリエイティブ・編集プラットフォームである「WePresent」が、マリーナ・アブラモヴィッチをゲストキュレーターに迎えるコラボレーションプロジェクトを開始した。5人の新進パフォーマンス・アーティストを紹介するほか、「アブラモヴィッチ・メソッド」と題されたデジタルシリーズなども今夏公開予定だ。

北海道オホーツク海など、自然環境のフィールドレコーディングを中心とする作品制作を行う上村洋一。キュラトリアル実践を通して近年の新しいエコロジー観と現代美術の関係性を研究し、作品制作も行う黒沢聖覇。トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」では、新たな環境観を志向する2人の共同制作プロジェクトとして「冷たき熱帯、熱き流氷」展を開催した。上村は知床半島、黒沢はアマゾン熱帯雨林と、対照的な極点へ赴いた経験から生み出された本展について、自身もアマゾン熱帯雨林での調査経験を持つ映像作家、文化人類学者の太田光海が論じる。

文化芸術への投資と経済成長を生み出す、新たな価値創造の好循環を実現するために、文化庁が進めている「文化経済戦略推進事業」。2020年度は実際に企業とアーティストの協働が試行され、評価指標の可視化が目指された。これらから見えてきたのは、広範化するアーティストと企業の関わり方と、その推進をするうえでの中長期的な支援の必要性だ。

第2回
パフォーミングアーツ、映画、メディア芸術を対象に、視覚・聴覚情報・言語を中心にバリアフリー対応を施したオンライン型劇場「THEATRE for ALL(以下、TfA)」。同プロジェクトに参加した松下徹、高須咲恵、西広太志のアーティストチーム・SIDE COREは、TfAの課題とどのように向き合いながら制作に取り組んだのかを聞いた。[THEATRE for ALL×美術手帖]

第21回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事をウェブで公開。美術史家・宮下規久朗がウォーホルの代表的モチーフにまつわる3つのQ&Aを通じて、1960~80年代を駆け抜けたスーパースターが現代美術に遺したものに迫る(2014年3月号「アンディ・ウォーホルのABC」特集より)。

東京・日本橋のアートホテル「BnA_WALL」が、新型コロナウイルスによる二度の開業延期を乗り越えて4月2日にグランドオープン。YOSHIROTTENやSIDE CORE、BIEN、magmaなど気鋭のクリエイター23組と共同制作した宿泊型アート作品26部屋を楽しむことができる。オープニングパーティーでは、YOSHIROTTENによるDJやアートブックの販売も行われる。

早稲田大学の坪内博士記念演劇博物館が、日本初の「現代演劇・舞踊・伝統芸能」の3分野にわたる舞台公演映像の情報検索特設サイト「Japan Digital Theatre Archives(JDTA)」を公開した。

演劇の映像、資料などをデジタルアーカイヴ化し、配信や公開によって新たなマッチングを生み出すビジネスモデルの構築を目指す「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)」。舞台資料の収集を、舞台美術家たちに掛け合いながら行ったのが舞台美術家の伊藤雅子だ。伊藤に事業の概要と、プロジェクトの展望を聞いた。

第24回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。本記事では、2001年11月号「村上隆」特集、12月号「奈良美智★読本」特集から、奥鬼怒川温泉郷・加仁湯にて2日間、延べ10時間にわたって収録された村上隆と奈良美智による歴史的対談のPart3を掲載する。

豊田市美術館を皮切りに開催されるこれまでにない展覧会「ボイス+パレルモ」。同展では、「社会彫刻」の提唱者として知られるヨーゼフ・ボイスとともに、その教え子のひとりであるブリンキー・パレルモの作品が日本で初めて大規模に紹介される。このパレルモを起点に、アーティストの五月女哲平と今井俊介が、パレルモ、そして絵画の重要性について語りあった。

日本科学未来館は、3月29日より常設展3階「未来をつくる」のギャラリー「零壱庵(ゼロイチアン)」にて新展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」を公開する。

3月4日から4月17日まで、ニューヨークのローワーイーストサイドにあるペロタンギャラリーで個展を開催している加藤泉。ペインティングから木彫や石彫、ファブリックを吊る立体作品のインスタレーション、そして新しいプラモデルを取り入れた一連の作品を展示する本展は、ギャラリーでの展示としては加藤のキャリアでも史上最大規模のものだ。ニューヨークでは5年ぶりとなる個展のために、まだまだコロナの影響が残るニューヨークに滞在する加藤に話を聞いた。

第23回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。本記事では、2001年11月号「村上隆」特集、12月号「奈良美智★読本」特集から、奥鬼怒川温泉郷・加仁湯にて2日間、延べ10時間にわたって収録された村上隆と奈良美智による歴史的対談のPart2を掲載する。

第22回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。本記事では、2001年11月号「村上隆」特集、12月号「奈良美智★読本」特集から、奥鬼怒川温泉郷・加仁湯にて2日間、延べ10時間にわたって収録された村上隆と奈良美智による歴史的対談のPart1を掲載する。

AIロボット・ソフィアによるNFTのデジタルアート作品が、オークションにて68万8888ドル(約7500万円)で落札された。

明治から大正にかけて活躍した画家・渡辺省亭。その国内の美術館では初となる待望の回顧展「渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-」が、東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開幕した。会期は5月23日まで。

大阪中之島美術館の開館日が2022年2月2日に決定。開館を記念する展覧会として「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」と「モディリアーニ展 ―愛と創作に捧げた35年―」、記念公演として「森村泰昌×桐⽵勘⼗郎創作公演プロジェクト ⼈間浄瑠璃(仮)」が開催される。

大阪市立東洋陶磁美術館は、同館が所蔵する国宝2件、重要文化財13件を含む23件の作品画像を自由に取得・利用できるウェブサイト「大阪市立東洋陶磁美術館収蔵品画像オープンデータ」を公開した。

2017年に前澤友作が約123億円で落札した《Untitled》と同年に完成したジャン=ミシェル・バスキアの《Versus Medici》(1982)が、5月12日にサザビーズ・ニューヨークで開催されるライブオークションに出品される。予想落札価格は3500万〜5000万ドル(約38億〜55億円)。

今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。