安藤忠雄の大回顧展がポンピドゥー・センターで開催。ヨーロッパ初公開の作品も

安藤忠雄の大回顧展が、パリのポンピドゥー・センターで開催される。代表作のひとつとして知られる「直島プロジェクト」のインスタレーション形式での展示に加え、安藤の創作の源泉となった鉛筆画、旅行ノート、白黒写真もヨーロッパで初公開となる。会期は10月10日〜12月31日。

NEWS / EXHIBITION

ターナー賞受賞の建築集団アセンブルがデザイン。ゴールドスミス現代美術センターが新たにオープン

ターナー賞受賞の建築集団アセンブルによってデザインされた、ゴールドスミス現代美術センターが先週末新たにオープンした。120年の歴史を持ったビクトリア風の銭湯を改築した同館は、ロンドンの現代美術の欠かせない場所となることを目指す。こけら落としのミカ・ロッテンバーグの個展の会期は11月4日まで。

NEWS / HEADLINE

なぜこんなにも藤田は好かれるのか? 蔵屋美香評「没後50年 藤田嗣治展」「1940's フジタ・トリビュート」展

没後50年を迎える今年、藤田嗣治の展示が目白押しだ。そんななか、上野で2つの藤田展がこの夏開催された。国内では過去最大規模となる東京都美術館での藤田展と、藤田の出身校である東京藝術大学でのトリビュート展だ。異なる角度から藤田をとらえた2展示を通して、東京国立近代美術館で2度の藤田展を企画した、同館学芸員の蔵屋美香が「新しい藤田の絵画の魅力」に迫る。

REVIEW

展示方法が提示する音と映像への没入体験。菅俊一評 「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」

音楽を構造物(アーキテクチャ)ととらえ、コーネリアスによるひとつの楽曲と複数の映像作家らによる「音楽的建築空間」の構築を試みた企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」が六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開かれている。全作品が連動している本展の鑑賞体験を、映像作家、研究者の菅俊一が解読する。

REVIEW

関東で初開催。ダーウィンからアインシュタインまで、貴重な初版本が上野の森美術館に集まる「世界を変えた書物」展をレポート!

科学技術の希少本で世界有数のコレクションを誇る金沢工業大学の「工学の曙文庫」から選りすぐった希少本の数々を紹介する「世界を変えた書物展」が東京・上野の森美術館で9月24日まで開催中だ。貴重な蔵書約130点が集まる展覧会の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

テート・モダンが日本人の中森康文をインターナショナル・アート(写真)部門のシニア・キュレーターに任命

ロンドンのテート・モダンが、新たに中森康文をインターナショナル・アート(写真)部門のシニア・キュレーターとして任命した。中森はこれまでにヒューストン美術館写真部門のキュレーターやライス大学の日本美術史の教員を務めた経験を持つ。2018年10月に就任予定。

NEWS / HEADLINE

第6回

【シリーズ:BOOK】 写真を見ること、他者の痛みを想像すること 『沈黙とイメージ―写真をめぐるエッセイ』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年10月号の「BOOK」2冊目は、およそ15年にわたって写真・美術評論活動を行ってきた竹内万里子の初の単著『沈黙とイメージ―写真をめぐるエッセイ』を取り上げる。

SERIES / BOOK

「世界を変える美しい本」を生むインドの出版社。「タラブックス」の全容をたどる展覧会が巡回中

南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」の本づくりの全容を伝える展覧会「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」が、静岡県のベルナール・ビュフェ美術館で開催される。日本初となるこの展覧会は好評を博しており、昨年から東京・愛知と巡回。会期は11月10日〜2019年1月14日。

NEWS / EXHIBITION