テート・モダンが日本人の中森康文をインターナショナル・アート(写真)部門のシニア・キュレーターに任命
ロンドンのテート・モダンが、新たに中森康文をインターナショナル・アート(写真)部門のシニア・キュレーターとして任命した。中森はこれまでにヒューストン美術館写真部門のキュレーターやライス大学の日本美術史の教員を務めた経験を持つ。2018年10月に就任予定。
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9月10日、ロンドンのテート・モダンが新たに中森康文をインターナショナル・アート(写真)部門のシニア・キュレーターとして任命した。中森は2018年10月に就任予定であり、同館の写真コレクションの開発や写真展の企画などの指導をとる予定だ。
08年より16年までアメリカ・テキサス州のヒューストン美術館にて写真部門のキュレーターを務めていた中森は、同館で「写真家 石元泰博と戦後日本モダニズム芸術:『桂』を中心に」といった日本美術や建築などの展覧会を企画した。
また、日本美術学者でもある中森は、ライス大学の大学院にて近代・現代東アジア美術、日本美術・建築史を教えていた経歴を持つ。
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16年からは、中森はミネアボリス美術館の写真/ニューメディア部門のキュレーターとして、畠山直哉、レスリー・ヒューイット、オマー・ファストなどの展覧会を企画。
写真を中心に、日本美術の魅力を世界に発信してきた中森。テート・モダンを舞台に展開される今後の活躍に期待が高まる。