日本初! 19年開催の「クリムト展」で大作《女の三世代》が公開決定

過去最多となる20点以上のグスタフ・クリムトの油彩画が揃う「クリムト展 ウィーンと日本 1900」。開催前からすでに話題を集めている同展に、新たにローマ国立近代美術館所蔵の《女の三世代》(1905)の出品が決定した。縦横約170cmの本作は、壁画などを別にすればクリムト最大の絵画のひとつ。今回が日本初公開となる。

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ジョーン・ジョナスによる国内最大規模のパフォーマンス公演&個展が来年12月に開催決定。京都で50年の活動を総覧する

パフォーマンスとニューメディアを融合させた表現の先駆者として知られるジョーン・ジョナス。そのパフォーマンス公演がロームシアター京都で(2019年12月12日)、個展が京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで(12月14日〜20年2月2日)開催される。

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志賀理江子、菊地智子、横田大輔らが参加。プリピクテ国際写真賞 東京展「Prix Pictet Japan Award 2015-2017」が開催へ

優れた若手日本人写真家を支援することを目的に、2015年に設立されたプリピクテジャパンアワード。その受賞者である菊地智子、志賀理江子をはじめ、最終候補に残った作家の作品を紹介する「Prix Pictet Japan Award 2015-2017」が代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される。会期は12月13日~29日。

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画家・三瓶玲奈が個展「水の重さ、滲む光」で新作を発表。対象の本質を見極める真摯な眼差しをたどる

画家・三瓶玲奈の個展「水の重さ、滲む光」が、東京・六本木のYutaka Kikutake Galleryで開催される。東京オペラシティによる若手絵画の作家を紹介する企画展シリーズ「project N」(2017)でも展示を行うなど、近年注目を集めてきた三瓶の新作に期待したい。会期は12月15日〜2019年1月26日。

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第8回

シリーズ:これからの美術館を考える(8) コレクション/キュレーション/鑑賞の関係を再構築しよう

5月下旬に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想を発端に、いま、美術館のあり方をめぐる議論が活発化している。そこで美術手帖では、「これからの日本の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探る。第8回は、和歌山県立近代美術館教育普及課学芸員・青木加苗が美術館におけるコレクション、キューレション、そして鑑賞の関係を再考する。

12月は誰でもアクセスできるレアチャンス。キュンチョメによる「トマト缶とドーナツを交換する」映像上映プロジェクトとは?

2017年から18年にかけて、「アメリカのドーナツと沖縄のドーナツを合体させて穴のない完璧なドーナツをつくる」という映像プロジェクトを進めてきたアートユニット・キュンチョメ。現在、その上映プロジェクト「SCREENINGS by KYUN-CHOME : 完璧なドーナツを遠くへ投げる」の第4弾「トマト缶とドーナツを交換する」が、東京・駒込のカトリック本郷教会で開催されている。上映期間は12月8日まで(5日のみ閉場)。

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デュシャン作品の殿堂。 フィラデルフィア美術館館長、ティモシー・ラブに中尾拓哉がインタビュー

アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアのランドマークのひとつであり、24万点以上のコレクションを誇るフィラデルフィア美術館。この美術館には古代からコンテンポラリー・アートまで幅広いジャンルの作品が揃うが、なかでも有名なのが《大ガラス》《遺作》といったマルセル・デュシャンの作品群だ。今回、東京国立博物館で12月9日まで開催中の「マルセル・デュシャンと日本美術」にあわせて来日したフィラデルフィア美術館館長のティモシー・ラブに、美術評論家で『マルセル・デュシャンとチェス』の筆者である中尾拓哉がインタビュー。デュシャン、そしてフィラデルフィア美術館で現在進行中だという改築プロジェクト「It Starts Here」について話を聞いた。

INTERVIEW

ヴァージル・アブロー×IKEA。4種類のラグを数量限定で先行発売へ

スウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー・イケアと、ヴァージル・アブローとのコラボレーションによる新コレクション「MARKERAD/マルケラッド」。2019年11月の販売に先駆けたプレローンチイベント「STILL LOADING」が、12月15日に寺田倉庫で開催される。イベント当日は、同コレクションには含まれない4種類のラグが1000本限定で販売される予定。

NEWS / EXHIBITION

250点を超える充実のラインナップ。ミュシャの没後80年を記念する展覧会「みんなのミュシャ」展が渋谷で開催

2019年はアルフォンス・ミュシャの没後80年となる節目の年。これに際して、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、時代を超えて愛されるミュシャの秘密を紐解く展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ  ―― 線の魔術」が開催される。会期は2019年7月13日~9月29日。

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すさまじく変化する東京と、その先の石棺。椹木野衣評 花代展「何じょう物じゃ-あんにゃもんにゃ-」展

オリンピックに向けての再開発が急ピッチで進められる東京。アーティストであり、芸妓、ミュージシャン、モデルとしても活動する花代が、新国立競技場の建設現場を望む会場「STUDIO STAFF ONLY」の環境に興味を持ち、その場を反映した作品を制作した。そして、代替わりをしながら神宮外苑に存在してきたという「なんじゃもんじゃの木」がタイトルの着想元となった、花代の個展「何じょう物じゃ-あんにゃもんにゃ-」展を椹木野衣がレビューする。

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