展示作品約5000点。国内外から39名のアーティストが参加する「ONLY CONNECT OSAKA」をチェック

稲川豊、小野環、三上清仁ら3名のアーティストと、エディターの兼元ひとみ(Studio Niji)が共同ディレクターを務めるアート・プロジェクトの第4弾「ONLY CONNECT OSAKA」が、CCO クリエイティブセンター大阪で開催されている。会期は3月17日まで。

本展展示風景 © ONLY CONNECT

 稲川豊、小野環、三上清仁ら3名のアーティストと、エディターの兼元ひとみ(Studio Niji)が共同ディレクターを務めるアート・プロジェクト「ONLY CONNECT」。2015年に活動を開始して以来、ディレクター4名の異なる意向が、様々な海外アーティストが持つそれぞれの文化背景に紐付いた思念へと介入することで、新たなメカニズムを生み出してきた。

 これまで、15年と16年に広島・尾道で、17年にはゲストキュレーターにブー・シー・ヤンを迎え、シンガポールでプロジェクトを実施。そして現在、同プロジェクトの第4弾「ONLY CONNECT OSAKA」が、CCO クリエイティブセンター大阪で開催されている。

本展展示風景 © ONLY CONNECT

 本展における参加作家の芸術実践=アートワークは、人間が日々対峙する簡易的な区画化、シングルレイヤーへの回収を拒む多層的な現実世界への理解を可能にする実践であり、そのためのプラットフォームを提供するもの。

 国内外の39名の参加作家より提供された総計5000点におよぶ作品群を天体のように配置し、会場の広大な空間を生かした実験的展示状況を独特なアーカイヴとしてとらえている。

編集部