金沢の国立工芸館で、所蔵作品展「移転開館5周年記念 花と暮らす展」が開幕した。会期は6月22日まで。担当学芸員は中川智絵(国立工芸館 任期付研究員)。
同展は、国立工芸館の所蔵作品を中心に、春から夏にかけて咲く花などの植物をテーマにした工芸・デザイン作品と、花のための器を約100点展示。3つの章と同時開催のテーマ展からその様相を紹介するものとなっている。
開催に先立ち、担当学芸員の中川は次のように語った。「移転記念展として、工芸やデザインにおける普遍的なモチーフである『花』をテーマとして設定した。そのなかでも春から夏の花・植物を選んだのは、鑑賞後にいまの季節とあわせて、身の回りの暮らしに目を向けてほしいという想いからだ」。
