例えば、今年初めて参加したTARO NASUは、田島美加や榎本耕一、中井波花などの作品を展示。加えて、ヨーゼフ・ボイスの立体や、ドナルド・ジャッド、ソル・ルウィット、サイ・トゥオンブリー、バーネット・ニューマンらの紙作品など、同ギャラリーにとって通常の展覧会やアートフェアで紹介する機会の少ない作品を一堂に紹介している。
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同ギャラリーディレクターの細井眞子は「最近、工芸や現代美術の鑑賞者の層が近づいてきているような傾向があると感じている。工芸を好む客層がたくさん来るこのアートフェアに現代美術の作品を展示してみるのは面白いのではないかと思い、今回のフェアに参加した」と述べており、こうした新しい客層に出会うことも参加の理由のひとつだったとしている。
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国内のアートフェア参加が珍しいロンドンギャラリーは1階の応接室で、古墳時代の埴輪や、現代美術家・橋本雅也が鹿角、鹿の骨を素材に制作した花や植物の作品を展示。地下1階では、ANOMALYが青木野枝の新作や、Chim↑Pom from Smappa!Groupが白い大理石を使ってつくられた「ゴミの墓」の作品を紹介している。小山登美夫ギャラリーは「犬」を共通のモチーフに、シャルロット・デュマ、小出ナオキ、桑原正彦、大宮エリー、和田咲良の5名によるグループ展「犬のいる風景2」を行っている。
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2階の和室では、MISAKO & ROSENと無人島プロダクションが隣り合ったかたちで展示を行っている。MISAKO & ROSENは、加賀美健、ネイサン・ヒルデン、廣直高、エリカ・ヴェルズッティなどの作品を紹介し、無人島プロダクションは、展覧会に合わせてつくられた臼井良平の新作に加え、風間サチコの掛け軸や八木良太のインスタレーションなどの作品を展示している。
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