ARTISTS
サイ・トゥオンブリー
Cy Twombly
サイ・トゥオンブリーは1928年アメリカ・ヴァージニア州生まれ。ボストン美術学院、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで絵画を学ぶ。51年にロバート・ラウシェンバーグの勧めで、先鋭的な美術学校の短期講習であるブラック・マウンテン・カレッジに参加し、ロバート・マザウェルに師事。アメリカ抽象表現主義の次世代を代表する作家であり、即興的な線や絵具、数字やアルファベットを組み合わせた絵画や彫刻、素描、写真作品を多く残している。52年に初めてローマを訪れた際に古代文明に魅了され、57年にイタリアに移住して以来、ギリシャ・ローマ神話や歴史、文学作品をインスピレーション源にした絵画を制作する。
60年代からは無彩色に近い背景にクレヨンなどでドローイングを重ねた作品や、植物をモチーフに色彩を多用した独自の表現様式を確立し、「孤高の詩人」と評された。高松宮殿下記念世界文化賞(1996)やヴェニス ビエンナーレ金獅子賞(2001)など受賞歴多数。近年の主な個展に「サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡」(原美術館、東京、2015)、「サイ・トゥオンブリーの写真-変奏のリリシズム-」(DIC川村記念美術館、千葉、2016)、「Cy Twombly」(ポンピドゥー・センター、パリ、2016-17)。11年没。
60年代からは無彩色に近い背景にクレヨンなどでドローイングを重ねた作品や、植物をモチーフに色彩を多用した独自の表現様式を確立し、「孤高の詩人」と評された。高松宮殿下記念世界文化賞(1996)やヴェニス ビエンナーレ金獅子賞(2001)など受賞歴多数。近年の主な個展に「サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡」(原美術館、東京、2015)、「サイ・トゥオンブリーの写真-変奏のリリシズム-」(DIC川村記念美術館、千葉、2016)、「Cy Twombly」(ポンピドゥー・センター、パリ、2016-17)。11年没。