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ミカ・タジマ

Mika Tajima

 ミカ・タジマは1975年アメリカ・ロサンゼルス生まれ、ニューヨーク在住。人々の生活を取り巻くテクノロジーに焦点を当て、人間と人工物の関係や、人間がつくり出した環境について考察する作品を発表。表現方法は絵画、彫刻、映像、パフォーマンスと幅広く、これまでの作品に、オフィス環境から着想を得た絵画シリーズ「Furniture Art」、繊維工場で使われる機械の作業音をデジタルデータに変換・パターン化し、ジャカード織に変容させた「Negative Entropy」シリーズなどがある。2013年の「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト」(森美術館)では、モダニズム建築への興味を起点としたシリーズより、木の棚のなかでル・コルビュジエの絵画やドローイングと、自身の作品が見え隠れする《エキストラ(東京)》などを出展。15年に日本初個展「Human Synth」(TARO NASU、東京、2015)を開催。近年の主な個展に 「MIKA TAJIMA: ÆTHER」(Borusan Contemporary、イスタンブール、2018)、「After Life」(Wadsworth Atheneum Museum of Art、ハートフォード、2017)。参加した展覧会・グループ展に、「岡山芸術交流2019 IF THE SNAKE もし蛇が」、「COLORI」(Castello di Rivoli and GAM、トリノ、2017)、「All Watched Over by Machines of Loving Grace」(パレ・ド・トーキョー、パリ、2017)などがある。2017年度New York Artadia Award を受賞。