夏休みに見たい展覧会ベスト10(東日本編)

夏休みを利用して訪れたい、編集部が注目する展覧会を首都圏、東日本、西日本の3つにわけてピックアップ。ここでは東日本で見ておきたい展覧会ベスト10をまとめてご紹介する。※8月4日24時まで、すべての方に全文お読みいただけます。

「浅間国際フォトフェスティバル2025 PHOTO MIYOTA」の展示風景 撮影:編集部

国立アイヌ民族博物館・国立歴史民俗博物館 共催 第11回特別展示「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」(国立アイヌ民族博物館

 北海道・白老の国立アイヌ民族博物館で、第11回特別展示「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」が開催されている。会期は8月23日まで。本展は、アイヌ民族と博覧会に関連する資料に加えて、博覧会に関わったアイヌ一人ひとりの「声」を紹介。その経験や思い、交錯する関係性に目を向け、個人にとって博覧会がいかなる場であったのかを考えるものとなっている。

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 同館が位置するのは、アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の敷地内だ。自然豊かな夏のポロト湖畔で、多様なアイヌ文化に触れられるのも魅力となっている。

 また、8月13日〜16日には「ウポポイ夏の祭り2026」を開催。アイヌの伝統儀礼「カムイノミ」や芸能、子供の遊びの紹介をはじめ、北海道で受け継がれてきた「祭り」の文化体験プログラムも用意される。2つの文化を比較しながら理解を深める貴重な機会となりそうだ。

会期:2026年6月20日~8月23日
会場:国立アイヌ民族博物館 特別展示室
住所:北海道白老郡白老町若草町2-3-1 
開館時間:9:00〜18:00 
休館日:月(ただし8月10日は開館)
料金(ウポポイ入場料金):大人 1200円 / 高校生 600円 / 中学生以下 無料
※本展示および基本展示室の観覧料は、ウポポイ(民族共生象徴空間)の入場料金に含まれる。

青森県立美術館開館20周年「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙―縄文、ケルトから、ねぶたまで」展(青森県立美術館

 青森市にある青森県立美術館で、同館の開館20周年を記念した「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙―縄文、ケルトから、ねぶたまで」展が9月27日まで開催されている。ヨーロッパの「ケルト」装飾写本から、「世界文化遺産:北海道・北東北の縄文遺跡」の土器・土偶の数々、アイヌやナナイなど北方の民の精神世界を照らし出す衣装や宝飾品、さらには棟方志功の「板画」、そして「ねぶた」が一堂に紹介。選りすぐりの装飾 / 文様の世界を堪能できる機会となっている。

「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙―縄文、ケルトから、ねぶたまで」展示風景 撮影:編集部

 また同館は、ユネスコ世界文化遺産に登録されている特別史跡「三内丸山遺跡」に隣接しており、徒歩で気軽に足を延ばすことができる。当時の大規模集落の様子を再現した屋外展示のほか、三内丸山遺跡センターでは企画展も実施されている。アートと考古学の視点から、この土地にまつわる資料の数々を読み解く機会としてあわせて楽しみたい。

会期:2026年7月11日〜9月27日
会場:青森県立美術館
住所:青森県青森市安田字近野185
電話番号:017-783-3000 
開館時間:9:30〜17:00 ※展示室への入場は16:30まで
休館日:8月17日、8月31日、9月14日 
料金:一般 1700円 / 大学生 1200円 / 18歳以下及び高校生は無料
※18歳以下および高校生の観覧には無料チケットが必要です(未就学児を除く)。

「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」(弘前れんが倉庫美術館

 青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館では、東京を拠点に活動する風間サチコの東北初となる個展「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」が開催中。会期は11⽉15⽇まで。会場では、1990年代の初期作から近年の代表的な木版画、そして弘前にあわせた最新作の絵画まで約60点を展示。風間のキャリアを振り返るとともに、その現在地をとらえることを試みている。レポートはこちら

「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」より。風間作品において最大規模の大きさを誇る《ディスリンピック2680》(2018) 撮影:編集部

 また、同館の最寄り駅には、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅がある。夏の大鰐線では「金魚ねぷた列車」が運行されており、夜間のライトアップ運行はこの季節ならではの催しだ。同線は2028年の3月いっぱいで運行休止が発表されているため、この夏ぜひ訪れたいスポットと言えるだろう。

会期:2026年6⽉5⽇〜11⽉15⽇
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:⻘森県弘前市吉野町2-1
開館時間:9:00〜17:00 ※⼊館は閉館の30分前まで
休館日:⽕(ただし、8⽉4⽇、8⽉11⽇、9⽉22⽇、11⽉3⽇は開館)、8⽉12⽇、9⽉24⽇、11⽉4⽇
料金:⼀般 1600円 / ⼤学⽣・専⾨学校⽣ 1000円 / ⾼校⽣以下 無料(弘前市⺠料⾦:⼀般 1000円、⼤学⽣・専⾨学校⽣ 500円 ※要証明提示)