自身の経験をもとに。小谷元彦が「死」と「自己」について考えたポートレイトを発表
「ファントム(幽体)」をキーワードに、人間の痛覚や異形のものなど幅広いテーマを取り上げるアーティスト・小谷元彦の個展「Tulpa – Here is me」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は4月20日~5月25日。
「ファントム(幽体)」をキーワードに、人間の痛覚や異形のものなど幅広いテーマを取り上げるアーティスト・小谷元彦の個展「Tulpa – Here is me」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は4月20日~5月25日。
今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。
武蔵野美術大学が非営利で主催するgallery αMは、馬喰町に開廊してから今年で10年。今年度は、東京都現代美術館学芸員の藪前知子がキュレーションを務めるシリーズ「東京計画2019」(4月6日〜2020年1月18日、全5回)のほか、αMプロジェクトの企画による展覧会「αM+」(20年2月1日〜3月14日)を実施する。
記憶と歴史をテーマとし、入念なリサーチに基づいた作品を発表してきた米田知子。その個展「アルベール・カミュとの対話」が、東京・六本木のシュウゴアーツで開催される。本展では、20世紀の小説家・カミュをテーマとした新作シリーズを発表。会期は4月13日〜5月25日。
静岡・長泉町のクレマチスの丘にあるベルナール・ビュフェ美術館で「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」、ヴァンジ彫刻庭園美術館で「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」の2つの展覧会が同時開催される。会期中はミッフィーが館内のいたるところに出現するほか、家族で参加できるイベントも多数開催。会期は4月20日〜9月29日。
2021年に開館予定の大阪中之島美術館。同館は、大阪と世界の近現代美術をテーマに重要文化財を含む貴重な美術品を収蔵している。そして2019年度、コレクション充実のために新たに98点の美術品を収集。これによって同館のコレクションの総数は5700点を超えることになる。
これまで、人間の知覚能力にもとづく新たな表現の研究・開発を行ってきた映像作家の菅俊一。その個展「正しくは、想像するしかない。」が、松屋銀座7階のデザインギャラリー1953で開催されている。会期は4月15日まで。
消費されゆく一時的なものをモチーフとする画家・海老原靖の個展「Sing」が、東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催される。会期は3月29日〜4月27日。
国内外で数多くの賞を受賞し、大きな話題となっている見里朝希によるパペット・アニメ『マイリトルゴート』が、東京都写真美術館で公開されることが決定した。同作は、見里が在学していた東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の修了制作として発表したもの。上映期間は4月2日〜26日。
高松市美術館での開催を皮切りにスタートしたやなぎみわの大規模個展「神話機械」。高松市での会期終了後は、群馬県のアーツ前橋に巡回する。会期は4月19日〜6月23日。
ポストミニマリズムの表現を行うアニッシュ・カプーア、遠藤利克、大庭大介、ヴァジコ・チャッキアーニによるグループ展が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催されている。会期は4月27日まで。
東京・目白のTALION GALLERYで、グループ展「貫く棒の如きもの」が開催される。本展には、VRと絵画を扱う木村翔馬、グラフィックデザイナーの鈴木哲生、イラストレーターの山本悠が参加。気鋭の若手作家たちによる表現を紹介する。会期は4月6日〜28日。
ドメスティックブランド「semoh(セモー)」と、現代美術家・佃弘樹によるイベントが、アーバンリサーチ表参道ヒルズ店で開催される。同イベントでは、この2者による新シリーズの先行発売に加えて、会期中は店頭で佃のインスタレーション作品を見ることができる。
ニューヨークを拠点としながら、近年は日本国内で積極的に個展を開催している大山エンリコイサム。その個展「VIRAL」が、山梨の中村キース・ヘリング美術館で開催される。本展で大山は新作を発表するほか、長さ14メートルの巨大壁画を制作。会期は5月18日〜11月10日。
全国のハンセン病療養所内の絵画サークルのなかで、とくに高い評価を得てきた九州・菊池恵楓園の金陽会。極度に制約された人生を強いられながら、絵画制作に生きがいを見つけた10名による作品展が東京で初開催される。会期は4月27日〜7月31日。
劇場空間を使用し、美術とパフォーミング・アーツの新たな「交差点」を提案するKAAT 神奈川芸術劇場の企画「KAAT EXHIBITION」。4回目となる今年は、独特の映像表現やインスタレーションで知られる小金沢健人の個展「Naked Theatre―裸の劇場―」を軸に、多彩なプログラムを展開する。会期は4月14日~5月6日。
2020年の東京オリンピックを前に、新たな都市のあり方を模索する展覧会シリーズ「東京計画2019」が、東神田のgallery αMでスタート。第1回は福島県出身のアーティスト・毒山凡太朗の個展が開催される。会期は4月6日~5月18日。
3月24日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。
作曲という手法を軸に、展覧会や様々なプロジェクトを展開してきた蓮沼執太。その新プロジェクト「Someone’s public and private / Something’s public and private」が、5月2日に一日限りの展覧会としてニューヨーク・イーストビレッジのトンプキンズ・スクエア・パークで開催される。
鮮やかな色彩と大胆な空間構成で、現代社会を描き出してきた大岩オスカール。その日本では10年ぶりとなる大規模な個展「大岩オスカール 光をめざす旅」が、金沢21世紀美術館で開催される。本展では近作を中心とした約60点あまりの作品のほか、大型の壁面ドローイングを発表。会期は4月27日〜8月25日。