国立西洋美術館で「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」が10月に開催。ターナーの絵画と現代美術の対話にも注目

東京・上野の国立西洋美術館で「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」が開催される。会期は10月24日〜2027年2月21日。

J.M.W. ターナー《捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ!》(展示:1846)キャンバスに油彩 テート美術館 Photo by Tate

 東京・上野の国立西洋美術館で、「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」が開催される。会期は10月24日〜2027年2月21日。なお、本展は大阪中之島美術館(2027年3月13日〜6月27日)にも巡回予定となっている。

 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)は、1802年に史上最年少でロイヤル・アカデミーの正会員となるなど、イギリス絵画史上もっとも偉大な画家のひとりとされる人物だ。移ろう光や大気、荒れ狂う海や空、あるいは産業革命期に人間が排出しはじめた蒸気や煤煙など、この世界の一定ではない諸相を時に克明に、時に抽象化して描き出した。その取り組みは絵画の可能性を拡張し、絵画史における新地平を切り拓いたとも言えるだろう。

《ターナーの肖像》(J.M.W. ターナーの原画にもとづくウィリアム・ホールの版画、1859-61)紙にエングレーヴィング テート美術館 Photo by Tate

 本展は、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館の所蔵品から、油彩画や水彩画など、80点以上を紹介する大回顧展となる。序章と全7章の構成で作品をテーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示。さらに、ターナーの絵画と現代美術を併置して対話させ、その問題意識が後世のアーティストたちの関心とも響きあうことを提示するという。

編集部