今週末に見たい展覧会ベスト12。「NAKED meets ガウディ展」から「モダンアートの街・新宿」展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

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もうすぐ閉幕

 「戦後80年 戦争と子どもたち」(板橋区立美術館

松本竣介 りんご 1944 個人(板橋区立美術館寄託)

 東京・板橋にある板橋区立美術館で「戦後80年 戦争と子どもたち」が開催されている。会期は1月12日まで。

 本展は、戦時中から終戦直後にかけて制作された子供を主題とする作品に注目するものである。戦時下においては、材料が配給制となり発表や表現に制限が加えられる状況があったが、美術家たちは子供たちを希望の象徴として表現していた。

 今回の展示では、当時の子供たちに向けて制作された絵本、教科書、紙芝居などの印刷物に加え、子供たち自身が戦時下に描いた作品が紹介されている。これらの資料を通して、その時代背景のなかで美術家たちが子供に向けていた眼差しに注目し、「子供」をめぐる美術の在り方を検証する機会となっている。

会期:2025年11月8日~2026年1月12日
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし1月12日は開館)
料金:一般 900円 / 大学生 600円 / 高校生以下 無料 ※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

「特別企画展 大どろぼうの家」(福井県立美術館

©Maiko Dake

 福井県立美術館で「特別企画展 大どろぼうの家」が開催されている。会期は1月12日まで。

 本展は、「どろぼう」という存在をテーマに、人間の欲望や憧れの裏側に潜む心理や想像力を探るもの。古今東西の物語に登場するどろぼうたちは、罪人でありながら、超人的な能力者、謎めいたヒーロー、あるいは親しみやすい存在として描かれてきた。

 会場は「最後の盗みに出た大どろぼうの家に来場者が忍び込む」という設定のもと、回廊、応接間、隠し部屋など8つの部屋で構成される。展示室には、どろぼうの肖像画や変装道具、著名作家による美術品、さらには星や靴下など、謎に満ちたコレクションが並ぶ。来場者は大どろぼうの家を巡りながら、展示空間の体験を通してその正体に迫ることができる。

 映像作家の新井風愉、イラストレーターの伊野孝行と嶽まいこ、編曲家・ピアニストの谷川賢作、ブックディレクターの幅允孝、建築家の張替那麻、アートディレクターの名久井直子、絵本作家のヨシタケシンスケら、各分野のクリエイターが参加し、どろぼうや人間の不思議さを多面的に表現する内容となっている。

会期:2025年11月22日~2026年1月12日
会場:福井県立美術館
住所:福井県福井市文京3-16-1
電話:0776-25-0452
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1400円 / 高校生 900円 / 中小生 600円