今週末に見たい展覧会ベスト12。ル・コルビュジエから「リビング・モダニティ」、ジオ・ポンティまで【5/6ページ】

「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」(大阪中之島美術館

ROUND1「カプコン ゲームクロニクル」展示風景より、キャラクター展示 ⓒCAPCOM

 大阪中之島美術館で企画展「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」がスタートした。レポート記事はこちら

 カプコンは1983年大阪に本社が設立されたゲームソフトメーカー。対戦格闘ゲームの歴史を築いてきた「ストリートファイター」シリーズや、サバイバルホラーゲーム 「バイオハザード」シリーズ、広大な世界を旅してモンスターを捕獲する「モンスターハンター」シリーズなど、数多くのタイトルを開発してきた。本展は、創業40周年を迎えたカプコンのゲームクリエイションに注目し、その原点から最新技術まで、総合的に紹介する初の展覧会だ。

 本展では、開発者たちの「手」による企画書や原画、ポスターやパッケージなどのグラフィックワーク、体験型コンテンツ、最新技術など、ゲーム誕生の壮大なプロセスとそこに関わるクリエイターたちの想像力と実現力を紹介。日本が誇るゲーム文化をあらためてとらえなおす機会となっている。

会期:2025年3月20日~6月22日
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
住所:大阪市北区中之島4-3-1
開館時間:10:00~17:00 ※入場は16:30まで
休館日:月(ただし、4月28日、5月5日は開館)、5月7日
料金:未定

「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」(国立民族学博物館

「ガイダンス展示」展示風景より

 大阪・万博公園内にある国立民族学博物館で、その創設50周年を記念した特別展「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」が開幕した。レポート記事はこちら

 「民具」とは、日本国内において、日常の生活で必要なものとしてつくられ、使用されてきた造形物を指す。それらは、研究者が旅をしながら様々な地域の生活文化と出会い、収集されて博物館コレクションへと発展してきた。

 本展では、1970年大阪万国博覧会のために世界各国で収集された世界の民具と、その同時代に日本文化の多様性に目を向けて、全国規模で収集された武蔵野美術大学美術館・図書館所蔵の日本の民具から、選りすぐりの民具を紹介する。数多くの切り口から、世界と日本の民具の魅力を「見つけて」一つひとつ「みつめて」、そこに「知恵の素」を探っていく。

会期:2025年3月20日~6月3日
会場:国立民族学博物館 特別展示館
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:水 
料金:一般 880円 / 大学生 450円 / 高校生以下無料

編集部

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