「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s‒1970s」(国立新美術館)

快適性や機能性、芸術性の向上を目指した建築家たちが設計した「戸建ての住宅」を紹介する企画展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s‒1970s」が、東京・六本木の国立新美術館で行われている。レポート記事はこちら。
本展では、20世紀にはじまった住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考する。また当代の暮らしを根本から問い直し、快適性や機能性、そして芸術性の向上を目指した建築家たちが設計した、戸建ての住宅を紹介。とくに力を入れて紹介する傑作14邸を中心に、20世紀の住まいの実験を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックなどを通じて多角的に検証する。
会期:2025年3月19日~6月30日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(金土~20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火、5月7日(ただし4月29日と5月6日は開館)
料金:一般 1800円 / 大学生 1000円 / 高校生 500円 / 中学生以下 無料
「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」(21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3)

20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家でありデザイナーであったジオ・ポンティ(1891〜1979)。その作品と哲学に焦点を当て、家具、プロダクト、建築における彼の統合的な視点を探る展覧会「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で開催されている。レポート記事はこちら。
ジオ・ポンティは、スプーン1本から高層ビルに至るまで、あらゆるスケールのデザインを手がけた建築家だ。その代表作である1960年竣工のミラノの「ピレリ高層ビル」や、1957年に発表された超軽量の椅子「スーパーレジェーラ」は、薄さと軽やかさを追求した名作として知られる。
本展では、ジオ・ポンティ・アーカイヴスの協⼒のもと、おもにポンティがミラノ、デッツァ通りの⾃宅のためにデザインした家具から、モルテーニにより復刻されたアームチェア、コーヒーテーブル、ブックシェルフと、床に⼤胆に導⼊されていたセラミックタイルの再現を通して、ポンティ独⾃の空間世界をインスタレーションとして紹介。また、およそ60年にわたる巨匠の仕事を振り返る⼤パネルには、1920年代のリチャード・ジノリの磁器製品やオリジナルドローイングの展⽰のほか、フランチェスカ・モルテーニ監督によるドキュメンタリー映像『Amare Gio Ponti』も上映されている。
会期:2025年3月19日~3月31日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
開館時間:10:00〜19:00
休館日:3月25日
料金:無料