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「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」(大阪中之島美術館)開幕レポート。ゲーム制作者はどのように名作をつくり出したのか

大阪中之島美術館で企画展「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」が開幕した。会期は6月22日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

ROUND1「カプコン ゲームクロニクル」展示風景より、キャラクター展示 ⓒCAPCOM

 大阪中之島美術館で企画展「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」が開幕した。会期は6月22日まで。なお、本展はカプコンの本社がある大阪展から始まり、名古屋市美術館(7月5日〜9月7日)、鳥取県立博物館(10月19日〜12月7日)、CREATIVE MUSEUM TOKYO(12月20日〜2026年2月22日)と巡回する。

展示風景より、左が「吉田沙保里 vs リュウ –私より強い奴に会いに行く–」 ⓒCAPCOM

 カプコンは1983年大阪に本社が設立されたゲームソフトメーカー。対戦格闘ゲームの歴史を築いてきた「ストリートファイター」シリーズや、サバイバルホラーゲーム 「バイオハザード」シリーズ、広大な世界を旅してモンスターを捕獲する「モンスターハンター」シリーズなど、数多くのタイトルを開発してきた。本展は、創業40周年を迎えたカプコンのゲームクリエイションに注目し、その原点から最新技術まで、総合的に紹介する初の展覧会だ。

ROUND1「カプコン ゲームクロニクル」展示風景より、ポスターやメインアートの展示 ⓒCAPCOM

 監修を手がけたカプコンのプロデューサー・牧野泰之は本展の目指すところについて、次のように語った。「ゲームの開発においてどのような創意工夫やプロセスがあったのかを可視化することにこだわった。ゲームを遊ぶだけでなく、どのようなかたちでクリエイターたちゲームをつくったのかを会場で触れてもらえれば」。

展示風景より、「ファイナルファイト メトロシティ サブウェイ」 ⓒCAPCOM

編集部

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