「スペクトラム スペクトラム」(銀座メゾンエルメス フォーラム)

© Isabelle Arthuis / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
銀座メゾンエルメス フォーラムで、エマニュエル・カステラン、題府基之、川端健太郎、マリー・ローランサン、ヨハネス・ナ―ゲル、ヴァルター・スウェネン、津田道子による展覧会「スペクトラム スペクトラム」が始まった。
本展は、ブリュッセルにあるラ・ヴェリエール(La Verrière)にて開催された「Spektrum」(2024年5月16日~7月27日)をもとに、日本における新たなナラティブの構造をかさねあわせた展覧会。タイトルである「スペクトラム」とは、ドイツ語表記によるスペクトル(Spectrum)で、物理的な現象の分布や範囲(光学や音響にもちいられるスペクトルなど)を表すと同時に、亡霊や幻視といった超自然的な存在や、また比喩的に扇子を意味するなど、広い射程とグラデーションを持つ言葉だ。
展覧会では、7名のアーティストの真実と反射、逆転、持続、幻想、心霊現象などの「あいだ」にある場所を意図的に登場させ、鑑賞者の身体を通じた作品とのナラティブの形成を提示することを試みている。
会期:2025年3月20日~6月29日
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1
電話番号:03-3569-3300
開館時間:11:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:水
料金:無料
企画展「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」(千葉市美術館)

千葉市美術館で、企画展「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」が3月22日にスタートする。
BIBの通称で親しまれるブラチスラバ世界絵本原画展(Biennial of Illustrations Bratislava)は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールだ。
本展は、2023年10月から12月にかけてブラチスラバで開催された「BIB 2023」(第29回展)の出品作品を中心に構成。参加した36か国、275名による355冊の絵本、総計2072点の原画は、それぞれ異なる文化を持ちながら、共通して鑑賞者の想像力をかき立てるパワーを秘めている。そのなかから国際審査を経て選ばれた受賞作品、そして日本代表として選出された10組の作家の作品を展覧。また、作家へのインタビューなどを通して明らかとなった創作の背景を、関連作品および資料を交えて紹介する予定だ。
会期:2025年3月22日~5月18日
会場:千葉市美術館
住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
電話番号:043-221-2311
開館時間:10:00~18:00(金土は~20:00) (入場は閉館の30分前まで)
休館日:4月7日、14日、21日、28日、5月7日、12日
料金:一般 1200円 / 大学生 700円 / 小・中学生、高校生 無料