「写真新世紀」2019年度のグランプリは中村智道に決定
2019年11月8日、キヤノン主催の文化支援プロジェクト「写真新世紀」のグランプリ選出公開審査会が東京・目黒区の東京都写真美術館で開催。中村智道の《蟻のような》がグランプリを受賞した。
2019年11月8日、キヤノン主催の文化支援プロジェクト「写真新世紀」のグランプリ選出公開審査会が東京・目黒区の東京都写真美術館で開催。中村智道の《蟻のような》がグランプリを受賞した。
1932年に韓国に生まれ、日本、ドイツ、アメリカでも活動していたヴィデオ・アートの開拓者であるナム・ジュン・パイク。その大規模な回顧展が、2020年2月9日までロンドンのテート・モダンで開催されている。初期の作品から大規模なテレビ・インスタレーションまで、200点以上の作品を通してパイクのキャリアをたどる。
日本初の写実絵画専門美術館として知られるホキ美術館が、10月25日に発生した豪雨による水害で大きく被災していることがわかった。
東京・上野の国立西洋美術館は、ベルン美術館に遺贈されたグルリット・コレクションに含まれる松方幸次郎旧蔵のエドゥアール・マネ《嵐の海》を同館より購入したと発表した。購入金額は400万ドルとされている。
村上隆の個展「スーパーフラットドラえもん」が、六本木のペロタン東京で開催される。本展では「ドラえもん」を美術史に落とし込んだ絵画・立体作品を展示。会期は11月19日〜2020年1月25日。
2010年より京阪電車・なにわ橋駅のアートエリアB1で開催されてきた「鉄道芸術祭」。Vol.9となる今年は「都市と身体の関係性」をサブテーマに据えて展開されている。開催期間は12月29日まで。
日本における女性写真家のパイオニアである山沢栄子。その生誕120年を記念した展覧会「山沢栄子 私の現代」が、恵比寿の東京都写真美術館で開幕した。
グラフィティ・アーティスト、Futura(フューチュラ)の日本で約20年ぶりとなる個展「GENERATION Z」が、東京・原宿のThe Massで開催される。本展では、4点の彫刻作品のほか、今年の日本滞在時に制作された27点のコミッション・ワークを見ることができる。会期は11月16日~12月15日。
男性のヌード写真を手がけ、その室内空間での姿をとらえる写真家・野村佐紀子にとって、初となる公立美術館での個展「“GO WEST”」が、12月21日〜2020年2月24日に愛知県の碧南市藤井達吉現代美術館で開催される。幼少期の野村が「西の空」に想像したもうひとつの場所に向かって、写真を通して巡ってゆくという内容。過去の代表作や本展のために碧南で撮り下ろした新作など、約290点の作品を展示する。
2018年6月に発生した大阪府北部地震の影響で、23年ぶりとなる土壁と杮葺屋根の修復が行われた国宝茶室《待庵》。写真家・田村尚子が撮影した《待庵》の修復過程の写真と、写真家・古川泰造による竣工後の写真で構成された写真集『土壁と杮ー妙喜庵 待庵 書院及び茶室待庵保存修理の写真記録』(ヴュッター公園)に注目が集まっている。
11月16日より清澄白河の東京都現代美術館で開催される、デザイナー・皆川明によるファッションブランド「ミナ ペルホネン」のものづくりを紹介する展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」。本展の開催を記念して、会期中、同ブランドのファッションショーや、「マームとジプシー」による舞台の上演が決定した。
科学者であり美術家として活動する脇田玲の個展「PHOTONS」が、山梨・北杜市の清春芸術村にある光の美術館で開催。安藤忠雄が設計を手がけた同館と作品の共鳴に注目が集まる。会期は11月9日~2020年2月2日。
障害を持つ人をはじめとする市民と、アーティストなど様々な分野のプロフェッショナルとの協働により新たな芸術表現を創造・発信する「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が、「横浜トリエンナーレ」にあわせて開催される。2020年夏にはプレ会期が開始、本会期は2020年11月12日〜28日。
世界遺産・法隆寺に伝わる文化財を紹介する特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」が、東京国立博物館で開催される。本展は1949年に焼損した金堂壁画の模本や再現と、23年ぶりに東京で公開される国宝・百済観音を主に展観するもの。会期は2020年3月13日〜5月10日。
フランス出身のサラ・ベルナールは、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて女優として活動。またミュシャやラリックの才能をいち早く見出し、パトロンとしてその活動を庇護した。そんなベルナールの世界を紹介する「パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」が、渋谷区立松濤美術館で開催される。会期は12月7日〜2020年1月31日(展示替えあり)。
11月11日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
建築、写真、出版というメディアを理論的に構築しながら作品を発表してきた飯沼珠実。その個展「Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家/二度消された記憶」が、東京・西麻布のKANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYで開催される。会期は11月9日〜12月14日。
聴覚と視覚の領域を横断しながら制作を続けてきたアーティストの池田亮司。その個展が、東京・六本木のTARO NASUで開催されている。本展で池田はLED作品や平面作品など、新作を含む10点強を発表。会期は11月22日まで。
AI時代の諸問題を人文・社会科学の領域から検討する青山学院大学シンギュラリティ研究所。今回、新たな未来を創造するためのプロジェクトとして、現代美術作家による展覧会や専門家によるトークイベントを行う「来るべき世界:科学技術、AIと人間性」が青山学院大学青山キャンパスにて開催される。会期は11月16日〜12月15日。
中国本土最大級のアートフェアである「ウェストバンド・アート&デザイン」。その第6回目が、11月7日に開幕した。18ヶ国から108のギャラリーが参加する今回のフェアのハイライトを前後編で振り返る。