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2020.12.8

ユタ州の砂漠に出現した「モノリス」の正体が判明か。アメリカのアート・コレクティブが主張

11月中旬にアメリカ・ユタ州南東部の砂漠で発見されたモノリスを自ら制作したと主張するアート・コレクティブが現れた。

ユタ州の砂漠に出現したモノリスの完成予想図 出典=マティ・モーのツイッター(@morewoke)
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 11月中旬にアメリカ・ユタ州南東部の砂漠に出現したモノリス。その制作者の正体が判明したかもしれない。

 スタンリー・キューブリック監督によるSF映画『2001年宇宙の旅』(1968)に登場したモノリスを思い起こさせる高さ約3メートルの金属製の柱は、11月18日に地元当局によって初めて発見。そのニュースがインターネット上で拡散後、映画ファンや前衛アーティスト、さらに宇宙人の仕業だとする説も飛び出した。

 地元当局は後の声明で、「許可なしに連邦当局の管理する公有地に構造物または芸術作品を設置することは、どの惑星から来ていても違法行為だ」と指摘。数日後、同モノリスは現場に押し寄せた見物人による土地への被害を懸念した4人の男性によって撤去されたが、ルーマニアやカリフォルニア州、イギリス、オランダなどで、同じような金属柱が次々と発見された。

 そんな世界を沸かせたモノリスの正体をめぐって奇説が飛び交うなか、アメリカのアート・コレクティブ「The Most Famous Artist(もっとも有名なアーティスト)」が自らInstagramやツイッターに、ユタ州のモノリスの完成予想図や制作時の写真などを投稿。作品の制作者を尋ねるコメントに対し、同コレクティブは「NOT NO」と返答している。

モノリスを制作時の様子 出典=マティ・モーのツイッター(@morewoke)
モノリスを制作時の様子 出典=マティ・モーのツイッター(@morewoke)

 ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、マティ・モーによって2013年に結成されたThe Most Famous Artistは、これまでおもに壁画やほかのアーティストとのコラボレーション作品を発表してきた。17年にはロサンゼルスにある世界的に有名な「Hollywood」サインを「Hollyweed」に変更したいたずらを行い、大きな話題を呼んだ。

 今回のモノリスについて、モーはアメリカのメディア「Mashable」にこう話している。「オリジナルのインスタレーションについては法的な側面があるため、あまり話すことができない。私が言えるのは、私たちはこの種の活動でよく知られており、現在はモノリスの本物を提供しているということだ」。

 The Most Famous Artistは現在、このモノリスを4万5000ドル(約468万円)の価格でオンラインで販売中。3つのエディションでそれぞれの作品には証明書類やサインがついている。モーはこう続けている。「このめちゃくちゃな年の締めくくりとしては、私たちがまた悪ふざけをしているだけだと世界ががっかりするよりも、エイリアンと接触したと単純に思い込んでいた方が良いのではないでしょうか」。

出典=マティ・モーのツイッター(@morewoke)