
今週末に見たい展覧会ベスト14。「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。」から、空海、ナムジュン・パイクまで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

東京・赤坂の迎賓館赤坂離宮で、藤田嗣治の生誕140周年を記念した展覧会、藤田嗣治生誕140周年特別参観「国宝迎賓館で出会う、フランスのやわらかな風景」が開催される。会期は8月13日〜9月15日

9月10日に開業する東京・八重洲の大規模複合施設「TOFROM YAESU TOWER」で、パブリックアートプロジェクト「TOFROM YAESU TOWER ART:人魚の街」が展開される。映画監督・岩井俊二による書き下ろしのオリジナルストーリーを起点に、井口皓太、太田琢人、加藤智大ら8組の作家が館内各所で作品を発表。八重洲に積み重なる歴史や記憶を、物語とアートを通して体験する新たな試みとなる。

レゴジャパンは、オーストリア・ウィーンのベルヴェデーレ美術館とのコラボレーションによる「レゴ®アート Gustav Klimt <接吻>」を8月4日に発売する。グスタフ・クリムトの代表作《接吻》を4000ピースで立体的に再現した、レゴ®アートシリーズ最大のセットとなる。

東京・京橋の国立映画アーカイブで、溝口健二の回顧展「没後70年 映画監督 溝口健二」が開催される。会期は8月11日~12月13日。

『美術手帖』創刊77周年を記念して開催された「第17回芸術評論募集」。椹木野衣、清水穣、富井玲子、星野太の四氏による選考の結果、一席に寺町英明、次席に久保田荻須智広、渡邉武徳、佳作に石川嵩紘、大友渉、吉見太一が選出された。ここでは、次席に選ばれた久保田荻須智広「返済不能な作品たち──その死の設計へ向けて」をお届けする。

エルメス財団による教育・文化プログラム「スキル・アカデミー『金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス』」が、東京・葛飾のSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)で開幕した。本展は、金属を工業素材としてではなく、身体や自然、技術、芸術を結びつける存在として捉え直す試みだ。会期は8月16日まで。

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、東海エリアで開催された「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.19 さとうくみ子」(岐阜県美術館)、丸山のどか「鼠と松」(Q SO-KO)、木村充伯「エナジー」(KENJI TAKI GALLERY)を取り上げる。3つの展覧会に共通して現れる「動物」が示す役割を、河村清加(浜松市鴨江アートセンター)が考察する。

世田谷美術館で、「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙――人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」が開幕した。人類学者・川田順造(1934〜2024)と陶芸作家・小川待子(1946〜)が収集した約350件の手仕事を通して、西アフリカの豊かな造形文化を紹介する本展をレポートする。

ロンドンの美術館、サーペンタインがデザインスタジオのFormafantasma(フォルマファンタズマ)を、新設のエコロジー部門 リードR&Dフェローに任命した。複数年にわたる協働を通じて、展覧会だけでなく組織運営や制度設計にもエコロジカルな視点を取り入れる。

サザビーズ・ニューヨークで開催された自然史オークションで、ティラノサウルス・レックスの化石標本「Gus」が5010万ドル(約81億2000万円)で落札された。2024年に樹立された剣竜の化石「Apex」の記録を更新し、恐竜化石として史上最高額となった。

株式会社蔦屋重三郎商店が、日本の文化財保存技術を現代アートへ応用する新プロジェクトを始動する。その第1弾として、北野武による47点の絵画を紹介する「ビート&アートたけし展」が銀座 蔦屋書店で開催される。

弘法大師・空海(774〜835)の生誕1250年を記念する特別展「空海と真言の名宝」が、東京・上野の東京国立博物館 平成館で開幕した。会期は9月6日まで。真言宗十八本山と関係寺院の全面協力のもと、国宝15件、重要文化財60件を含む全88件の寺宝が集結した会場の見どころをお届けする。

広島県尾道市に、中国銀行旧尾道支店をリノベーションしたスモールホテル「Arbor Onomichi」がオープンした。本ホテルを手がけたBackpackers’ Japanの取締役CBO・石崎嵩人と、デザインディレクションおよび空間デザインを担当した「根を這う」代表・須藤修のインタビューを交え、その様子をレポートする。

「ニューヨークは若手アーティストにとって、もはや創作に適した街ではない」──今年、『オクトーバー』誌に掲載されたジョシュ・クラインの論考は、美術界で大きな議論を呼んだ。不動産価格や生活コストの高騰は、実際にアーティストたちへどのような影響を及ぼしているのか。NYFA(ニューヨーク芸術財団)の移民アーティスト支援プログラムに参加する作家2人とメンターへの取材から、ニューヨークのアートエコシステムの現在地を探る。


東京・上野の国立西洋美術館で、レンブラント・ファン・レイン(1606〜69)の銅版画に焦点を当てる展覧会「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」が開幕した。会期は9月23日まで。会場の様子をレポートする。

東京・南烏山の世田谷文学館で、「アンパンマン」の生みの親として知られる、やなせたかし(1919〜2013)の回顧展「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が開幕した。会期は9月6日まで。会場の様子をレポートする。

TOKYO NODEで、日本初となるトニー・アウスラーの大規模個展「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~(Tony Oursler: Tech/Gnosis-Magic, Media, Art)」が開催されている。映像をスクリーンから解き放ち、音や彫刻、言葉を組み合わせた没入型インスタレーションによって、現代の映像表現を切り開いてきたアウスラー。その創作は、コンセプチュアル・アートやシュルレアリスム、実験映画、ノーウェイブ・ミュージック、日本文化、さらにはUFOや心霊現象、AIまで、様々な領域と響き合いながら展開されてきた。本インタビューでは、幼少期の原風景からデヴィッド・ボウイとの協働、信念とアーカイブ、そしてAI時代における創造性まで、自身の言葉で振り返ってもらった。

暑い日でも快適に巡ることができる都内の駅直結、または駅から徒歩数分の美術館と開催中の展覧会をまとめた。