岩井俊二が描く「人魚の街」を8組の作家がアートで立ち上げる。TOFROM YAESU TOWERで大規模パブリック・アートプロジェクト始動

9月10日に開業する東京・八重洲の大規模複合施設「TOFROM YAESU TOWER」で、パブリックアートプロジェクト「TOFROM YAESU TOWER ART:人魚の街」が展開される。映画監督・岩井俊二による書き下ろしのオリジナルストーリーを起点に、井口皓太、太田琢人、加藤智大ら8組の作家が館内各所で作品を発表。八重洲に積み重なる歴史や記憶を、物語とアートを通して体験する新たな試みとなる。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

第17回芸術評論募集【次席】久保田荻須智広「返済不能な作品たち──その死の設計へ向けて」

『美術手帖』創刊77周年を記念して開催された「第17回芸術評論募集」。椹木野衣、清水穣、富井玲子、星野太の四氏による選考の結果、一席に寺町英明、次席に久保田荻須智広、渡邉武徳、佳作に石川嵩紘、大友渉、吉見太一が選出された。ここでは、次席に選ばれた久保田荻須智広「返済不能な作品たち──その死の設計へ向けて」をお届けする。

INSIGHT

エルメス財団「スキル・アカデミー」がSKWATで示す、素材と身体を結び直す実験

エルメス財団による教育・文化プログラム「スキル・アカデミー『金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス』」が、東京・葛飾のSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)で開幕した。本展は、金属を工業素材としてではなく、身体や自然、技術、芸術を結びつける存在として捉え直す試みだ。会期は8月16日まで。

NEWS / REPORT

地域レビュー(東海):河村清加評「AiM Vol.19 さとうくみ子」(岐阜県美術館)/丸山のどか「鼠と松」(Q SO-KO)/木村充伯「エナジー」(KENJI TAKI GALLERY)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、東海エリアで開催された「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.19 さとうくみ子」(岐阜県美術館)、丸山のどか「鼠と松」(Q SO-KO)、木村充伯「エナジー」(KENJI TAKI GALLERY)を取り上げる。3つの展覧会に共通して現れる「動物」が示す役割を、河村清加(浜松市鴨江アートセンター)が考察する。

REVIEW

「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙」展(世田谷美術館)開幕レポート。暮らしのなかで育まれた「もうひとつのアフリカ」

世田谷美術館で、「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙――人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」が開幕した。人類学者・川田順造(1934〜2024)と陶芸作家・小川待子(1946〜)が収集した約350件の手仕事を通して、西アフリカの豊かな造形文化を紹介する本展をレポートする。

NEWS / REPORT

特別展「空海と真言の名宝」(東京国立博物館)開幕レポート。空海生誕1250年の祈りと美が集結

弘法大師・空海(774〜835)の生誕1250年を記念する特別展「空海と真言の名宝」が、東京・上野の東京国立博物館 平成館で開幕した。会期は9月6日まで。真言宗十八本山と関係寺院の全面協力のもと、国宝15件、重要文化財60件を含む全88件の寺宝が集結した会場の見どころをお届けする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

昭和の銀行建築をリノベーション。尾道に誕生した街と旅人をつなぐスモールホテル「Arbor Onomichi」

広島県尾道市に、中国銀行旧尾道支店をリノベーションしたスモールホテル「Arbor Onomichi」がオープンした。本ホテルを手がけたBackpackers’ Japanの取締役CBO・石崎嵩人と、デザインディレクションおよび空間デザインを担当した「根を這う」代表・須藤修のインタビューを交え、その様子をレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

ニューヨークは、もうアーティストの街ではない? 高騰する都市で、アーティストはいかに生き延びるのか

「ニューヨークは若手アーティストにとって、もはや創作に適した街ではない」──今年、『オクトーバー』誌に掲載されたジョシュ・クラインの論考は、美術界で大きな議論を呼んだ。不動産価格や生活コストの高騰は、実際にアーティストたちへどのような影響を及ぼしているのか。NYFA(ニューヨーク芸術財団)の移民アーティスト支援プログラムに参加する作家2人とメンターへの取材から、ニューヨークのアートエコシステムの現在地を探る。

INSIGHT

「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」展(国立西洋美術館)開幕レポート。レンブラントが追求した銅版画の可能性とその影響をたどる

東京・上野の国立西洋美術館で、レンブラント・ファン・レイン(1606〜69)の銅版画に焦点を当てる展覧会「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」が開幕した。会期は9月23日まで。会場の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

なぜ「見えないもの」に惹かれるのか。トニー・アウスラーが語る、創作の源泉とAI時代の想像力

TOKYO NODEで、日本初となるトニー・アウスラーの大規模個展「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~(Tony Oursler: Tech/Gnosis-Magic, Media, Art)」が開催されている。映像をスクリーンから解き放ち、音や彫刻、言葉を組み合わせた没入型インスタレーションによって、現代の映像表現を切り開いてきたアウスラー。その創作は、コンセプチュアル・アートやシュルレアリスム、実験映画、ノーウェイブ・ミュージック、日本文化、さらにはUFOや心霊現象、AIまで、様々な領域と響き合いながら展開されてきた。本インタビューでは、幼少期の原風景からデヴィッド・ボウイとの協働、信念とアーカイブ、そしてAI時代における創造性まで、自身の言葉で振り返ってもらった。

INTERVIEW