
武蔵野美術大学が「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」を公開
武蔵野美術大学が学生に向けて公開した「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」が話題を呼んでいる。これらは一方的に新技術の利用を制限するものではなく、危惧される側面を鑑みたうえで柔軟に活用することを促すものとなっている。

武蔵野美術大学が学生に向けて公開した「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」が話題を呼んでいる。これらは一方的に新技術の利用を制限するものではなく、危惧される側面を鑑みたうえで柔軟に活用することを促すものとなっている。

慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)で「慶應義塾大学SFC芸術祭2023」が開催される。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。今回は伊藤彩と山本理恵子が登場。京都市立芸術大学で同学年だったふたりは旧知の仲だ。アイルランド・ダブリンでの活動を経て和歌山で制作を続ける伊藤と、京都市立芸術大学の社会人学生として論文の執筆も進める山本は、当時から現在に至るまで作品を介して、信頼できる目を持つ友人として、切磋琢磨してきた。

日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者である内藤廣。その過去最大規模の個展「建築家・内藤廣/Built と Unbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」が同センター内・島根県立石見美術館で開催される。巡回なし・同館のみで開催される貴重な展覧会だ。

アーティゾン美術館で「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」が開催される。印象派を起点に、抽象絵画の萌芽から発展まで展観する試みとなっている。会期は6月3日〜8月20日。

自身が生まれ育った和歌山県の小さな村を撮影し、都市化によって失われつつあるものを取り上げた《水面にカゲロウ》で第25回写真「1_WALL」グランプリを受賞した岡﨑ひなた。その個展「空蝉ミ種子万里ヲ見タ。」が銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。会期は5月23日〜6月24日。

イスラエルを拠点に、世界中で活躍する振付家・演出家のインバル・ピント。その最新作『リビングルーム』が、世田谷パブリックシアターで上演される。公演は5月19日〜21日。

彫刻家・名和晃平による新作彫刻《Ether(Equality)》が、6月28日にパリ・セーヌ川に浮かぶセガン島に公開される。高さ25メートルを誇る同作は、数ある名和の彫刻作品のなかでも最大級のものだ。

スコットランドのハイランド地方にある小さな村ヘルムズデールの公共文化施設「タイムスパン」で、4月8日、9日に週末イベント「Ēastre Weekend」が開催された。そのなかで、トランス運動家で作家のポルポラ・マルカシアーノをフィーチャーした初の写真集『Porpora』の出版記念を軸としたイベントが行われた。このイベントの様子をスコットランド在住のキュレーター・メイボン尚子がレポート。同地における「トランスジェンダーにまつわる権利」の現在地について論じる。

今年2月からアムステルダム国立美術館で開催されているフェルメール展では、開幕からわずか2日間で45万枚のチケットが完売するなど、オールドマスター作品に対する鑑賞者の情熱の高さがうかがえる。いっぽう、アートマーケットでは同カテゴリーの作品に対する需要やその現状はどうだろうか? 今年5月にルーベンスの《マルス神としての男》(1620頃)がサザビーズ・ニューヨークに出品されるのを機に、ロサンゼルス在住のアートジャーナリストであるCheyenne Assilが考察する。

千葉・西船橋のギャラリー「Kanda & Oliveira」は、神田雄亮とオリヴェラによって設立されたギャラリーだ。オープニングでは不動産業を営む自身の会社・西治のコレクションを発表した同ギャラリーだが、神田は自らコレクターを辞めてギャラリストとなる道を選ぶ。そこにはどのような思いがあったのか。話を聞いた。

第6回
全国の美大図書館司書による選書を紹介する「美大図書館の書架をのぞく」シリーズは、アートをもっと知りたい、アートも本も大好きという読者に向けた連載企画。第6回目の今回は「東京五美術大学」のひとつで、戦後日本初のデザイン教育機関である桑沢デザイン研究所の桑澤洋子が創立した東京造形大学による推薦図書をご紹介する。

第18回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「ダブリン / ノッティンガム / ロンドン」では、「ゼノジェネシス」「地中の想像力」「博物館の収集物」といったテーマから歴史や課題をひも解く、各都市の展覧会を紹介する。

パリで開催中のミリアム・カーンの個展で、展示中の作品に塗料がかけられる事件が起こった。被害にあった《FUCK ABSTRACTION !》を、小児性愛を表すものとし不快に思った元国民戦線党の議員が汚損した。展示の内容と事件の経緯、美術館の対応について、現地からリポートする。

毎年5月18日は「国際博物館の日」。これは博物館が社会に果たす役割を広く普及啓発することを目的として、ICOM(国際博物館会議)によって1977年に制定されたものだ。同日は国内においても各地の博物館・美術館が常設展の無料公開や関連イベントの実施が予定されているため、その一部をピックアップして紹介する。※予定は変更となる可能性があるため、来館前には必ず各館の公式ウェブサイトで確認してほしい。

「ノニーン(no niin)」とは、フィンランド人が毎日使っている「相づち」のような言葉。「ノニーン」をタイトルに、スウェーデン国立美術館館長のスサンナ・ペッテルソンと文化プロデューサーの迫村裕子はフィンランドの文化を紹介する2冊の書籍を共著している。今年1月に刊行された第2冊『ノニーン! 幸せ気分はフィンランド流』では、ふたりの専門分野である「アート」にフォーカスし、生活の知恵や仕事のスタイルなどを対話型の文章で綴る。同シリーズを手掛かりに、人生を芸術的に、幸せにするための方法を著者のふたりに聞いた。

ニュースや戦争を描いた作品に触れ、過去、現在のアーティストが「出来事との距離」にいかに向き合ってきたかを探る「出来事との距離―描かれたニュース・戦争・日常」展が東京・町田市の町田市立国際版画美術館で開催される。会期は6月3日〜7月17日。

第15回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第15回は、プロダクトデザインのオリジナリティに注目し、その魅力や可能性を伝えることをテーマとした21_21 DESIGN SIGHTの企画展「The Original」をピックアップする。展覧会ディレクターを務めた土田貴宏が、デザインジャーナリストならではのアプローチによる展覧会設計や各所で言及されているデザインミュージアムへの意識を語った。

第17回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「ニューヨーク」では、ブラック・アートを発展させた先駆的なギャラリー「ジャスト・アバブ・ミッドタウン」がいかに有色人作家らに向けたコミュニティを形成してきたのかを検証する展覧会と、グッゲンハイム美術館でのニック・ケイブの初の回顧展を紹介。

北海道を拠点に活動する現代美術家・SHINSAKU DWの個展「404 NOT FOUND」が東京都・池尻大橋のOFS GALLERYで5月28日まで開催中。在廊していた作家との交わした会話も含めて、会場の様子をレポートする。