「ART SG」が2回目の出展者リストを発表。約3分の1規模縮小

今年1月にシンガポールで初めて開催されたアートフェア「ART SG」。その2回目の開催および出展者リストが発表された。

ART SG 2023の様子 Courtesy of ART SG

 今年1月にシンガポールで初めて開催されたアートフェア「ART SG」が、2回目の開催および出展者リストを発表。会期は2024年1月19日〜21日。

 来年は、33の国と地域から115軒のギャラリーが参加し、初回の160軒超えより約3分の1縮む規模となる。そのうち38軒が新規出展者であり、Kaikai Kiki Gallery、Asia Art Center、TARO NASU、Sabrina Amrani、Polígrafa Obra Gráfica、BASTIAN、Chi-Wenなど、シンガポールや東南アジア地域のアートマーケットへの関心を反映している。

 再出展するギャラリーのなかには、ガゴシアン、ホワイト・キューブ、タデウス・ロパック、リーマン・モーピン、neugerriemschneider、グザヴィエ・ハフケンス、スティーブン・フリードマン・ギャラリー、グッドマン・ギャラリー、ククジェ・ギャラリー、ペレス・プロジェクツ、ShanghART、オオタファインアーツなどの大手ギャラリーがある。

ART SG 2023の様子 Courtesy of ART SG

 同フェアの共同設立者であるマグナス・レンフルーは声明文で、「世界がCOVID-19の大流行による課題から脱却するなか、ギャラリーはアジアを中心に新たな地平を目指している」とし、シンガポールのアートマーケットについて次のように述べている。

 「アジアの中心に位置するシンガポールは、観客の拡大を目指すギャラリーの理想的な目的地として際立っている。その戦略的な立地、地域の重要な結節点としての地位、活気あるアートエコシステムの育成へのコミットメントは、急成長するアート市場へのゲートウェイとなっている」。

 また、同フェアと同時期にシンガポール・アート・ウィークの2024年版(2024年1月19日〜28日)も開催。同国の美術館によって開催される様々な展覧会やパブリック・アートの展示のほか、シンガポールの個人コレクションや民間財団も様々なプログラムを行う予定だという。

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