第69回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:追悼、小林伸一

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第69回は、家中を絵で覆い尽くした小林伸一さんを追悼する。

名だたる企業はなぜ「Art Collaboration Kyoto」とコラボレーションするのか?

秋の京都を彩る国際アートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」が10月27日〜10月30日まで(27日は関係者・招待者のみ)、国立京都国際会館で開催される。「コラボレーション」をキーワードに、国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域をつなぐプラットフォームとして2021年にスタートし、第3回目を迎える今年。そのなかでフェアを支える様々な企業にフォーカスし、企業目線でフェアとコラボレーションする意義を探る。

INTERVIEW / PROMOTION

PREMIUM

パワフルでラディカル。写真と印刷物が織りなす森山大道のイギリス初の回顧展

ロンドンのフォトグラファーズ・ギャラリーで現在、森山大道の回顧展「Daidō Moriyama: A Ret-rospective」が開催されている。半世紀以上に渡る歴史を持つ写真専門の同ギャラリーで初めて、すべてのスペースをひとりの写真家の作品で埋め尽くす規模の大きさと、イギリスにおける初の森山のソロエキシビションとして話題を呼んでいる。会期は2024年2月11日まで。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第12回

[ARTIST IN FOCUS]ルビー・ネリ:回り道を楽しみながら、カテゴリーから自由になる

サンフランシスコ・ベイエリアのアート・ムーブメントや、ストリートアートなど様々な表現から影響を受けつつ、女性をモチーフとした立体作品をつくり出すルビー・ネリ。日本での初個展に際して、制作のルーツやその柔軟な思考法について話を聞いた。