ウェンデリン・ファン・オルデンボルフが幕を開ける、「柔らかな舞台」とは

映像の技法を用いて、文化や政治に根付く課題に問いや批評を提示するオランダの現代アーティスト、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ。その代表的な映像作品から新作までの6点を展示する個展「柔らかな舞台」が東京都現代美術館でスタートした。会期は2023年2月19日まで。

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第6回

金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:ニッチでありながらひときわ尖った存在──「McaM」

経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第6回は、2015年に開館した「明当代美術館(McaM)」をお届けする。

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なぜ美術館で抗議活動? 石油会社と美術館の蜜月関係の歴史

世界各地で起きている、環境活動団体による芸術文化施設での作品を標的とした抗議活動。10月には「ジャスト・ストップ・オイル」に関連するアクティビストらによる絵画への攻撃が何度も報道され、抗議活動はヒートアップを見せている。本稿では、イギリス国内で起きた抗議活動を振り返りながら、美術館と化石燃料企業の関係性に迫る。

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文化庁メディア芸術祭はどこに行くのか。メディア・アートとアニメーションの作家に聞くその意義とこれから

今年8月、次年度の作品募集を行わないことを発表した「文化庁メディア芸術祭」。本稿ではメディア芸術祭の終了やその功績、そして今後について、メディア・アートとアニメーション、ふたつの部門で受賞歴がある作家の見解を踏まえつつ考える。

INSIGHT

「アート」はサウジアラビアの次世代の可能性を広げるか。「ヌール・リヤド 2022」レポート(後編)

サウジアラビアの首都・リヤドでアートフェスティバル「NOOR RIYADH 2022(ヌール・リヤド 2022)」が開幕した。発展著しいリヤド各所を舞台とするこの芸術祭。後編では砂漠や公園といった立地の、よりランドスケープを活かした作品を紹介するとともに、生まれたてのアートフェスティバルであるがゆえの課題や未来への展望について考察したい。

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